海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
2026年に放送されるNHKの大河ドラマのタイトルが「豊臣兄弟!」に決定し、主演を俳優の仲野太賀さんが務めることが3月12日、明らかになった。同日に東京・渋谷の同局で行われた会見で発表された。制作統括の松川博敬さんは、仲野さんについて「たくさん映画作品に出られていて、本当に良い作品には必ず出ている」とその実力をたたえ、ドラマの題材を決めた時点で「1番初めに上がった名前。満場一致で仲野太賀しかいないなと思った」と起用理由を明かした。
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本作は、“天下人”豊臣秀吉の弟・秀長を主人公に、強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡を描く夢と希望の下剋上サクセスストーリー。脚本は、「半沢直樹」、連続テレビ小説「おちょやん」などで知られる八津弘幸さんが担当する。
豊臣兄弟をテーマにした理由について、「僕自身が豊臣秀吉のファン」と明かした松川さん。竹中直人さん主演の大河ドラマ「秀吉」(1996年)に触れ、「秀吉は竹中直人さん以降、脇役に回ることになり、そうなると悪役になることが多くて。特に晩年の秀吉は強大な敵として出ることが多かった」と説明。
「そういう面ももちろんあるんですけど、今の若い子たちって、実はアレンジする前の原型の秀吉(の物語)を知らないんじゃないかと思って。史上まれに見る痛快なサクセスストーリーが『太閤記』だと思うので、そこをもう一度やったら面白いのではないかと。さらに兄弟の絆という新しい視点でやると、より少年マンガのような面白さになるんじゃないかと発想しました」と語った。
これまで映画やドラマなどでは“従順な弟”として描かれることが多かった秀長だが、本作では既成概念にとらわれず「いろいろな想像をしていきたい」という。
「兄弟が舞台裏でどんな会話をしていたかは歴史には何も残っていないんですね。ひょっとしたら秀吉の手柄は2人でやったものなんじゃないかとか、表では秀吉が殿様として振る舞っているけど、舞台裏ではめちゃくちゃ怒られて弟には頭が上がらないかもしれない。そういう想像をしていきたいなと思っています」と話した。
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