みのすけ:「ブギウギ」唯一の悪役? ゴシップ誌記者・鮫島役に違和感なし「気持ち良く演じています」

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第98回の一場面(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第98回の一場面(C)NHK

 趣里さんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、芸能記者の鮫島鳥夫を演じているみのすけさん。朝ドラ初出演となるみのすけさんが、自身の役どころや共演する趣里さんの印象などを語った。

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 ◇「昭和の時代ならでは」の”ふてぶてしく泥臭い”芸能記者

 みのすけさんは「ブギウギ」の出演オファーが来た時のことを振り返り、「朝ドラに出演するのは初めてです。大河ドラマには2度ほど出演させていただきましたが、『いつになったら呼ばれるのかな?』とずっと思っていたので(笑い)、今回『やっと呼ばれた!』と念願がかないました。朝ドラは、家族や親戚など身内の喜び方が違うことも、うれしいことの一つですね」と話す。

 みのすけさん演じる鮫島は、三流ゴシップ雑誌「真相婦人」の芸能記者で、神出鬼没にスズ子やりつ子の前に現れ、ねちっこく問い詰めるという役どころ。そんな鮫島について、みのすけさんは「昭和の時代ならではの芸能記者」と印象を語る。

 「今でこそ記者は匿名なことも多いですが、この時代は顔を出して、嫌な質問をぶつけて、自分の望んだ通りの答えを引き出すといった、ふてぶてしく泥臭い記者がたくさんいたのかな?と思います。『ブギウギ』に初めて登場する悪役かもしれないですね」

 そんな“悪役”の鮫島だが、みのすけさんは「台本を読んで、なぜだかすんなり違和感なく、気持ち良く演じています」と笑う。

 「これまで悪役を演じることは何度かありましたが、鮫島は比較的自分の肌に合うヒール役ですね。僕は、脚本を手がけた足立紳さんが描く世界観が大好きなんです。『立派な人』よりも、弱い立場の人間が立ち上がるというか、市井の人々の姿にフォーカスしていく物語が足立さんの真骨頂だと思います」

 ◇趣里はスズ子のように前向き「この役をやり切れば何だってできるよ」と伝えた

 みのすけさんが趣里さんと共演するのは「ブギウギ」が初めてだが、「自分が所属する『ナイロン100℃』の劇団員が趣里さんと共演したこともあったりして、お会いすればあいさつをする関係でした」と明かす。

 「今回が初めての共演になりますが、『初めまして』とは思えず、前から知っている感じで、近い距離感でお話しできました。趣里さんはヒロイン・スズ子のように前向きです。僕が現場に入ったときがちょうどスズ子のコンサートのシーンで、『スズ子の役はせりふも多いし、歌も踊りもとやることがたくさんあるけれど、この役をやり切れば、きっと何だってできるよ』ということをお伝えしました」と振り返った。

 最後に、視聴者に向けて「初めての朝ドラなので緊張もありましたが、現場は楽しく良い雰囲気でした。鮫島はヒール役ですが、『なんだアイツは』とお茶の間の皆さんがざわつきながら見てもらえたらうれしいです」とメッセージを送った。

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