海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
人気グループ「KAT-TUN」の亀梨和也さんが、俳優の石原さとみさんが主演する2024年4月期のドラマ「Destiny」(テレビ朝日系、火曜午後9時)に出演することが12月25日、明らかになった。亀梨さんと石原さんはドラマ初共演。亀梨さんが同局のドラマに出演するのは、2015年放送の「セカンド・ラブ」以来、9年ぶりとなる。
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ドラマは、横浜地方検察庁中央支部の検事、西村奏(石原さん)が主人公。奏は中学生の時、検事の父を亡くし、母の故郷である長野県に移り住み、そのまま地元大学の法学部に進学。そこで出会った4人の仲間と司法試験に向けて苦楽を共にし、青春を謳歌しながら絆を深めていった。しかし、司法試験資格のためのロースクール入試を間近に控えたある日、死亡事件が起こる。
それから12年の月日が流れ、念願の検事になって6年、35歳になった奏の前に、あの事件以来、消息不明だった同級生が現れ、再び“過去”と向き合うことになる。新たに見えてくる20年前の「父の死の真相」、仲間たちの秘密の顔と、恋人との再会。一見バラバラに見える出来事が一本の線でつながった時、物語は思いがけない方向へ進んでいく……というサスペンス・ラブストーリー。脚本は、ドラマ「Dr.コトー診療所」(フジテレビ系)シリーズや映画「涙そうそう」(2006年)、「ハナミズキ」(2010年)などで知られる吉田紀子さんが手がける。
亀梨さんが演じるのは、奏の大学の同級生であり、初恋の相手でもある野木真樹。共に信濃大学法学部に在籍していた奏と真樹は、2年生のときに出会い、仲間たちと司法試験に向けて苦楽を共にし、長野の大自然の中で、青春を謳歌する。中学3年生のときに直面した父の死以来、心を閉ざして生きてきた奏と、家族と折り合いが悪く、孤独な環境で本気で人を好きにならないように生きてきた真樹は、やがてひかれ合うようになるが、それは、仲間たちとの友情関係を壊しかねない「秘密の恋」でもあった。後ろめたさから目をそらし、初めての恋にのめり込んでいく2人だったが、ロースクール入試を控えたある日、事件が起こる。悲劇がもたらした思いもよらぬ人物の死……。この事件を機に、2人の初恋は突然終わりを告げる。12年後、検事となり多忙な日々を送る奏の前に、事件以降、姿を消していた真樹が突然現れ、30代になった奏と真樹が再び対峙(たいじ)する。
出演にあたって、亀梨さんは「テレビ朝日さんのドラマは9年ぶりになるんですが、そのときにご一緒したプロデューサーの中川(慎子)さんにお声がけいただき光栄でした。“20年の時をかける”という壮大なスケールと、主演が石原さんと伺い、『ぜひ頑張らせていただきます!』という感じでした」と出演を決めた際の思いを語った。
石原さんに対しては「バラエティー番組などでご一緒したことがあるんですが、柔軟性の中に、しっかりものごとと向き合っているからこその意見や熱量をお持ちの方だなと思っていました。同じ美容院に通っているという偶然もあり、お互い“役者業”に長年携わってきた中で、いま初めてお芝居でご一緒できることに何か意味があるのかなと感じました」と明かす。
さらに「実際にご一緒すると、イメージ通りで、リーダーシップと熱量をもって誠実に作品に向き合っておられるので、非常に説得力がありますし、身を委ねてしっかりついて行こうと思えるすてきな俳優さんだなと実感しました。そして、すごく人としての温もりや柔らかさも感じさせていただいているので、最初の印象がさらに深まっているところです。今回、石原さんが演じられる奏の“私、逃げません!”という誠実さは、ご本人に通ずるものがあると思います。吉田さんの脚本は、せりふやシチュエーションに素直に身を委ねていくと、おのずと最終地点にたどり着けるといいますか、吉田さんが書いてくださっている“流れ”というものの力で、“勝手にジャンプアップできる”というような、不思議な感覚を味わっています」とコメントした。
石原さんは、亀梨さんに対して「今年、亀梨さん主演の『正体』を見て衝撃を受けました。素晴らしい作品に感動し、ぜひお仕事ご一緒したいと思っていたので今回共演でき、本当にうれしかったです。現場では常に紳士的で優しくて面白くてムードメーカーで。何よりも現場で引っ掛かりがあると必ず味方で寄り添ってくださったこと、本当に感謝しています。マサキ(真樹)は難しい役だと思います。亀梨さんでないと絶対に成立しないです。とても魅力的で色っぽくて幼くて苦しい。ザワザワとドキドキを奏に与えていく姿を、ぜひ楽しみに待っていてください!」とコメント。
ゼネラルプロデューサーの中川さんは、亀梨さん演じる真樹について、「主人公とは対照的に青春時代で時が止まってしまったかのような青年。ともすれば誤解を受けかねないその少年性を、時にはかなく、時にあやうく、それでも愛さずにはいられない底知れぬチャーミングさをもって演じ切ってくれました」といい、「(亀梨さんと石原さんの)お二人とも、吉田さんの脚本への信頼と理解が深く、チーム全体にもその熱量が伝播し、テレビドラマとしては映像含め、いくつかのチャレンジを試みています。来年春まで、まだ少し時間がありますが……どうか皆さまの応援のほど、うよろしくお願い致します」と話している。
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