伊原六花:「ブギウギ」で“男役” 「童顔なのにかっこよくなれるか心配だった」 タップダンス「難しくてびっくり!」

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「ブギウギ」の一場面 (C)NHK

 趣里さんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(総合、月~土曜午前8時ほか)に出演している伊原六花さん。スズ子(趣里さん)の梅丸少女歌劇団(USK)の後輩で、タップダンスの名手の秋山美月を演じている。秋山はライバルの花咲歌劇団から移籍してきた実力派で、男役で大人気となる。第26回(11月6日放送)からは、スズ子と共に東京の梅丸楽劇団(UGD)に移籍し、同じ下宿先でルームメートになった。伊原さんが、圧巻のダンスシーンの裏側や、趣里さんの印象などについて語った。

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 ◇「どんな形でも関わりたい」出演を熱望

 伊原さんは1999年生まれ、大阪府出身。高校時代に「バブリーダンス」で話題を集めた大阪府立登美丘高校ダンス部のキャプテンを務めていた。幼少期からバレエを習い、ミュージカルスクールにも通っていたという。

 そんな伊原さんは「次の朝ドラが『ブギウギ』だと聞いた瞬間からどんな形でも関わりたいなと思っていた」と待望の出演だったことを明かす。

 「出演できることになってすごくうれしかったです。しかも、いつかやりたいと思っていたタップダンスをする役でとても楽しみでした。でも、タップはとても難しくてびっくり! クランクインする約4か月前からRONxIIさんという指導の先生がマンツーマンで教えてくださり、何とか乗り越えられました。難しい技にも挑戦して、本当に私が踏んでいるので見ていただけたらと思います」

 劇中ではクールな男役スターを演じているが、「『男役を』と言われたときは、どちらかというと童顔なのにかっこよくなれるか心配だった」と吐露。しかし、秋山を演じることで「今ではプライベートで写真を撮るときまでちょっとかっこつけるようになっています(笑い)」と変化があったと語る。

 ドラマの序盤では、秋山はあまり笑わず、素を見せないキャラクターだった。伊原さんは、スタッフと「どこで最初に笑おうか?」と相談していたといい、「(キャストの)みんなとは本当に仲が良いので、現場が楽しいのに本番になった瞬間に『秋山』となってあんまり笑えないのが寂しかったですね。『みんなアドリブ楽しそうやな~』とうらやましく見ていました(笑い)」と振り返る。

 「東京編になると、大阪編でのメンバーとの青春的なところから成長し、秋山もスズ子もそれぞれちょっと大人になる瞬間が出てきます。スズ子との仲も大阪編よりぐっと深くなります。先輩と後輩という関係でもあり、同志でもあります。一緒に悩み、支え合っていく姿にもご注目ください」

 ◇クランクイン前から「他の作品では味わえない一体感」

 これまでに、USKのラインダンスや、UGD旗揚げ公演でのタップダンスなど、圧巻のステージシーンを披露してきた伊原さん。ダンスの練習を振り返り、「(撮影に協力している)OSK日本歌劇団の皆さんから、所作や先輩後輩のルールを教えてもらってみんなで共有したことで、他の作品では味わえない一体感やチーム感がクランクインする前からありました」と語る。

 「もっとこうやっていこうという話し合いや、歌劇シーンの撮影時の声かけなどもいい雰囲気でできたので、本当にいいメンバーが集まったと思います。このメンバーだからこそ、支えあって乗り切れたと思います」

 伊原さんは「特に、趣里さんのお人柄が素晴らしすぎて!」とその存在感を絶賛する。

 「テストの段階からフルスイングで先陣を切ってくださいました。『趣里さんがあそこまでやっているんだから、私たちもやっていかないと!』という気持ちに引っ張っていってもらった感覚です」

 そんな趣里さん演じるスズ子のキュートな性格から「元気をもらっている」という伊原さん。「趣里さんのコロコロ変わる表情がもうアニメみたい! 現場のみんながメロメロで、思わず趣里さんが映っているモニターをなでてしまうほどでした(笑い)」と話す。

 最後に、視聴者に向けて「音楽やダンス、華やかな衣装などとても見応えがあり、『放送されるのがとても楽しみ!』といういいシーンばかりです。趣里さんのずっと見ていたくなる表情が見どころです。趣里さんご自身は大人な雰囲気もあって周りのことを見てくださる方なんですけど、スズ子になると子犬みたいなかわいさなんです! 本当に(スズ子のモデルになった)笠置シヅ子さんの歌のとおり、ズキズキワクワクするような瞬間がたくさんある作品なので、半年間ドラマを見ながらちょっといい朝を迎えられると思います」とメッセージを送った。

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