どうする家康:“秀吉の母”仲役の高畑淳子に「さすが」の声 得体の知れない息子を生んだ母の恐れと怯え、見事体現

大河ドラマ「どうする家康」第35回の一場面 仲を演じる高畑淳子さん(左) (C)NHK
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大河ドラマ「どうする家康」第35回の一場面 仲を演じる高畑淳子さん(左) (C)NHK

 松本潤さん主演のNHK大河ドラマどうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)の第35回「欲望の怪物」が、9月17日に放送され、俳優の高畑淳子さんが、秀吉(ムロツヨシさん)の母・仲役で登場した。

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 仲は、尾張の農民出身だが、今は「大政所」と呼ばれている。人質として徳川家に送られるなど、息子のとどまるところを知らない欲望に振り回され、あきれるばかり。井伊直政(板垣李光人さん)と気が合う。

 第35回では、秀吉は母・仲を、家康の上洛(じょうらく)と引き換えに人質として岡崎へ送る。秀吉は家康を歓待する中、妻の寧々(和久井映見さん)や弟の秀長(佐藤隆太さん)を紹介し、諸大名の前で一芝居打ってくれと頼みこむ。

 大坂を発つ前夜、秀吉から北条・真田の手綱を握る役目を任された家康は、一人の男と出会い興味を持つ。それは豊臣一の切れ者と名高い石田三成(中村七之助さん)だった……と展開した。

 人質としての役目を終えた仲だが、大坂へは「帰りたくない」と吐露。息子・秀吉について「関白って誰じゃあ」とし、「ありゃ、わしの息子なんかのう? わしゃ、あれのことをなんも知らん。わしゃ、ただの貧しい百姓で、ずっと働きづめで、ありゃにゃあ、しつけの一つもしとらん」と告白する。

 また、秀吉が10歳かそこらで家を出て行ってしまったことを明かすと、「何年かして、ひょっこり帰ってきたら、織田様の足軽大将になっとった。それからは、あっちゅう間に出世して、今は天下人……、関白じゃと」と信じられない様子。

 続けて「ありゃ何者じゃ? わしゃ何を生んだんじゃ? とんでもねえ、化け物を生んでまったみたいで、おっかねえ」と怯えると、「誰かが、力づくで首根っこ押さえたらんと、えれえことになるんでないかのお」と不吉な言葉を口にし、「そう徳川殿にお伝えしてちょう」と懇願した。

 SNSでは「親に怪物扱いされる秀吉…」「母ちゃんの気持ち分かる」「母の言葉、重すぎる」などと視聴者は反応。さらに「高畑さん、さすがすぎる」「あーやっぱりこのお方のお芝居はすごい」「高畑淳子さん、やっぱ演技うまい! 今日だけ出演はもったいないな」といった声が次々と上がった。

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