橋本環奈:朝ドラ「おむすび」のヒロインは「周りを巻き込むような力がある子」 会見一問一答・下

2024年度後期のNHK連続テレビ小説「おむすび」で主演を務める橋本環奈さん
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2024年度後期のNHK連続テレビ小説「おむすび」で主演を務める橋本環奈さん

 俳優の橋本環奈さんが2024年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」のヒロインを務めることが8月9日、明らかになった。管理栄養士を目指す平成生まれのギャル、米田結(よねだ・ゆい)を演じる橋本さんの会見での一問一答は以下の通り(上下の全2回)。

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 ◇一番印象に残っている朝ドラは「あまちゃん」

 ――橋本さん自身、朝ドラに何か思い入れや、思い出などはありますか?

 小中学生の時は、ちょうど朝ドラを見てから学校に行ってたので、毎日見ていました。一番印象に残っているのは「あまちゃん」(2013年)。毎日いろんな展開があって、次の日が楽しみで仕方なくなるって、やっぱり毎日(放送が)あるからこその良さだと思います。特に朝ドラのヒロインは、半年間一喜一憂があって、そこに見ている方も寄り添っていけるし、本当にすごく特別なものという印象を受けてます。私の母親もずっと朝ドラを見ているので、今回の(出演の)件は相当ビックリしていました(笑い)。

 ――「おむすび」というタイトルを聞かれた時の第一印象は。

 「すごくすてきだな」と思いました。「おむすび」って愛情があるイメージというか……お母さんが握ったおむすびとかが、最初にタイトルを聞いた時に思い浮かんだ部分ではあったので。全体的に、温かくてほっこりするような作品になるのではないかなあと思いました。

 ――「おむすび」に関する思い出や好きな具は?

 私はパン派かご飯派かでいうとご飯派なんで、割と現場ではおにぎりを食べますね。思い出というより、直近で申し訳ないんですけど、もうすぐ名古屋で公演がある(ミュージカル版の)「千と千尋の神隠し」に、おにぎりを食べながら泣くシーンがあるんです。その稽古(けいこ)の最中に(休憩で)おにぎりを食べていたら、演出のジョン・ケアードさんから「え、泣きながら食べないの?」というイジりを、毎回されてました(笑い)。おにぎりは、鮭とか昆布とか王道の具が好きです。

 ――今回の現場で楽しみにしていることはありますか?

 やはり大阪長期滞在ということになるので、グルメですかね(笑い)。大阪でおいしいものを食べたりだとか、あとは(舞台となる)神戸や福岡などいろんなロケ地に行けると思うので、そこはすごく楽しみにしています。

 ――福岡は橋本さんの出身地ですが、どんな思いを抱いてますか。

 学生生活を福岡で送っていたので、すごく思い入れのある土地です。平成のギャルが天神に行ったりとか、そういうつながりでロケがあるかもしれないので、すごく楽しみです。福岡の皆さんは温かい人ばかりだし、お祭りが大好きだとか、人情深いイメージがあるので、福岡も(作品の)テーマとして描いていただけて、さらにそこに私が関われるというのがすごくうれしいなあと思います。

 ――ちなみに本日のファッションは「おむすび」にかけて真っ白なのですか?

 そういうことにしておきます(笑い)。スタートを切ったり、まだ始まっていないものに対して気持ちを整える時は、絶対白がいいなとずっと思っていましたので、今日も気合を入れて白のワンピースで、クラシックな感じで来させていただきました。

 ――ギャルという以外でも、ヒロインに対するイメージはありますか?

 米田結という名前から「おむすび」というあだ名が付けられてるんですけど、そのあだ名から「明るい子なんだろうな」という印象がありますし、その明るさがまた「ギャル魂」に通じるものがあるというのが、イメージとしてあります。とにかく常に明るく……明るいだけじゃなくて、前向きにどんな困難も乗り越えていく力であったりだとか、周りを巻き込む力みたいなものがある子だなあと思っていて。それはやっぱり、朝ドラのヒロイン像としてはピッタリな役どころじゃないかなあ、と。爽やかで元気が出る、朝の一日のスタートをお届けできたらなあというふうに思っています。

 連続テレビ小説第111作となる「おむすび」は、橋本さん演じるヒロインが、ギャルとして自分らしくポジティブに生き、平成・令和の荒波をたくましく突き進む物語。あることがきっかけで“人のために役立つ喜び”に目覚め、栄養士を目指す。脚本は「正直不動産」「ハコヅメ ~たたかう!交番女子~」をはじめ、数々のヒットドラマや映画の脚本を手がけてきた根本ノンジさんが担当する。

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