俳優の綾野剛さんが5月10日、TOHOシネマズなんば(大阪市中央区)で岡田准一さんの主演映画「最後まで行く」(藤井道人監督、5月19日公開)の舞台あいさつに岡田さん、藤井監督と共に登場した。
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岡田さんと綾野さんは、2010年公開の映画「SP THE MOTION PICTURE 野望篇」(波多野貴文監督)以来、13年ぶりの共演。岡田さんとの再共演を待ち望んでいたという綾野さんは、「最近はすさまじく比重のかかる作品が多かったと思うんですけど、僕や監督は『木更津キャッツアイ』や『学校に行こう!』の、跳びはねている准一さんがすごく(心に)残っていて。それがこの作品で戻ってきた感じがして、個人的にはすごくうれしい」と語り、「初めて会ったときから、人間力の深さはずっと変わってない。その背中を追うのは果てしなかったけど、とても幸せでした」と喜びをかみしめた。
岡田さんも、綾野さんについて「一人の役者として本当に尊敬してるし、『そこまで向き合うんだ』というぐらい、役と誠実に向き合うことを怖がらない人」と分析。役の上で使ったメガネを、この舞台あいさつでかけてきたことについても「『これつけたら喜んでくれるかな、(観客の)皆さんは』と思う気持ちがあるからですよ。こんなに優しい人はいないです」と褒めたたえた。
綾野さんは、岡田さんの可愛らしい一面として、あいさつ前の打ち合わせ中に「准一さんがポップコーンを食べてたんです。まずその時点で、僕の中ではキュンポイントだったんですけど(笑い)、さらにキャラメル(味)の方を食べていて、それもキュンポイントでした」と暴露。さらに「色の付いた、味の濃いものばかりを選んで食べていて、とてつもなくキュンとしました」と上乗せして、会場は大きな笑いに包まれた。
同作は韓国ヒットした同名映画(2014年、キム・ソンフン監督)のリメークで、ひき逃げ事故の隠蔽工作を図った刑事、工藤祐司(岡田さん)が、「事故の一部始終を目撃した」という謎の男、矢崎貴之(綾野さん)に追い詰められるという展開を、笑いとアクションで描いていく。岡田さん、綾野さんのほか、広末涼子さん、杉本哲太さん、磯村勇斗さん、柄本明さんらが出演。
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