俳優の窪田正孝さんと松岡茉優さんが、石井裕也監督の最新映画「愛にイナズマ」(2023年秋公開予定)でダブル主演を務めることが明らかになった。2人は今作で初共演となる。
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だまされて映画監督になる夢を奪われた折村花子(松岡さん)と、空気を読まないがやたら魅力的な男性・舘正夫(窪田さん)が運命的に出会い、花子がどうしようもない家族を巻き込みながら、社会への反撃を始める……というストーリー。「舟を編む」(2013年)、「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」(2017年)などを手掛けてきた石井監督が、完全オリジナル脚本でアフターコロナの世界を舞台に描く。
俳優の佐藤浩市さん、池松壮亮さん、若葉竜也さんの出演も発表された。佐藤さんは花子の父の折村治を、池松さんと若葉さんは花子の兄の折村誠一と折村雄二をそれぞれ演じる。
石井監督は「コロナ禍になって3年、私たちはずっとマスクという仮面をかぶって生きてきました。それをひとつひとつひっぺがして、人が隠し持っている本当のものを見つめていくような映画を作りたいと思いました。コロナ禍を経験したからこそ作れた、愛と希望に満ちあふれた映画になったと思います」と話した。
松岡さんは「世界の状況が変わる前から生きやすくはなかったのにもっと大変になってしまった世の中で、勝ち上がってやるんだ、という花子の全身全霊を、私が止めてなるものかと挑みました」とコメント。窪田さんは「人は愚かで醜いけど、命は尊く等しく重い。監督の愛と敬意と皮肉が詰まった作品になっていると思います。ぜひ劇場でご覧ください」と語っている。
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