ONI~神々山のおなり:アニー賞で作品賞、プロダクションデザイン賞の2冠 堤大介監督のアニメ 岡田麿里が脚本

「ONI~神々山のおなり」の一場面
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「ONI~神々山のおなり」の一場面

 堤大介さんが監督を務めるオリジナルアニメ「ONI~神々山のおなり」が、第50回ア二ー賞のテレビ/メディア部門(リミテッドシリーズ)で作品賞、プロダクションデザイン賞の2冠に輝いたことが分かった。アニー賞は「アニメーション界のアカデミー賞」とも呼ばれている。堤監督は、ピクサー・アニメーション・スタジオでアートディレクターを務め、米国を中心に活躍しており、2015年に短編アニメ「ダム・キーパー」でアカデミー賞にノミネートされたことでも知られている。

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 堤監督は「この受賞は本作に関わった全てのスタッフの功績です。そして何より世界中のたくさんの方々に、日本の美しさを感じてもらいたくて制作した本作が、こうやって多くの人に認めてもらえたことを誇りに思います。この賞をきっかけに少しでも多くの日本の方々が『ONI~神々山のおなり』を見てくれたらうれしいです。現在、東京・立川で開催中の『ONI展』へお越しいただければ、この作品の魅力をさらに感じていただけるかと思います」と喜びを語った。

 「ONI」は、日米のスタッフによるCGアニメで、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」などの岡田麿里さんが脚本を手がけた。舞台は、八百万(やおよろず)の神々や妖怪たちが住む神々山。おてんば娘のおなりは、伝説の英雄“グレートヒーロー”に憧れ、新たな英雄を目指していた。古くから山の神々が恐れる“ONI”の脅威が数カ月後に迫る中、神々たちは山を守るため技に磨きをかけるが、おなりには特別な力が一向に現れない。理想と現実の間で葛藤するおなりに、新たな真実が立ちはだかることになる。

 Netflixで配信中。

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