相棒season21:笑う死体の謎 右京の「出オチ」発言に視聴者「めっちゃ出オチ」 ホロリ結末に「すごくいいオチ」(ネタバレあり)

連続ドラマ「相棒season21」第6話の一場面=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「相棒season21」第6話の一場面=テレビ朝日提供

 人気刑事ドラマ「相棒season21」(テレビ朝日系、水曜午後9時)第6話「笑う死体」が11月16日に放送され、犯人を看破した杉下右京(水谷豊さん)の「出オチ」発言に、視聴者から「右京さんの口から出オチなんて出てくるとは」「めっちゃ出オチじゃん」「出オチって本当に出オチかよ!!」といった声が次々と上がった。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 「相棒」は、警視庁の窓際部署「特命係」の右京が天才的頭脳で推理し、バディーと数々の難事件を解決する刑事ドラマ。「season21」では、初代相棒の亀山薫(寺脇康文さん)が「5代目相棒」として再びタッグを組んでいる。

 第6話では、特命係が、泥酔して路上で寝込んだ男性から財布を盗んだ中年男性・大谷敏夫(有薗芳記さん)を逮捕。男はのらりくらりと素性を隠すが、所持品から、1カ月ほど前に河川敷で他殺体となって見つかった伊藤真琴(阿南健治さん)という男性の財布だった。特命係は、笑っているような顔で死んでいた伊藤の死の真相を追った。

 伊藤は元お笑い芸人だったことが分かり、特命係は、17年前まで漫才のコンビを組み、かつて内縁関係にあった和田紗矢(池谷のぶえさん)らと接触して捜査を進める。殺人現場で目撃された金髪の男性が、伊藤と紗矢の息子・和田颯太(萩原護さん)だったことも突き止めるが、颯太は犯人ではなかった。

 薫が「捜査は振り出しに戻っちゃいましたよ~。犯人は一体……」と弱音を吐くと、右京は「犯人の目星なら最初から付いています。お笑い用語で言うところの“出オチ”だったんですよ」とにやり。

 伊藤を殺した犯人は、大谷だった。大谷は、伊藤が紗矢と解散した後の新たな相方で、しばらく「スピリッツ」というコンビ名で活動していた。しかし売れることはなく解散。その後、偶然街中で再会した2人は金銭問題でもめて、もみ合いの末、伊藤が死んでしまったというのが事件のあらましだった。右京は大谷の不自然な証言や、所持品のキャリーバッグに「スピリッツ」という千社札が貼ってあったことから、大谷の犯行を看破していた。

 ラストには右京の推理で、伊藤がなぜ笑顔で死んでいたのかも明らかに。右京は、伊藤の死亡現場に紗矢を呼び出して「伊藤さんは芸人仲間から“ネクラ”というあだ名で呼ばれていたそうですね?」と確認。すると、右京は伊藤が倒れていた場所に行き、しゃがみこむと「これが、伊藤さんが見た最期の光景です」と手を対岸の方に向ける。そこには「ヨネクラシステム」という電飾看板があった。看板は故障で文字が点滅しており、伊藤は死に際に「ヨ」が抜けた「ネクラシス」という文字を見て、笑って息を引き取ったのではと推察した。

 噴き出す紗矢。薫は「笑いの神様が降りてきましたね」というと、紗矢は「あの人らしい最期」と泣き笑いした。

 SNSでは「落ちぶれて元相方のせいで死にかけてるのに最期の瞬間まで芸人根性が染み付いてたんだなって考えたら、なんか泣けてくるラストだった」「ラスト泣いたわ」「悲しいけど、心優しくなるエンド」「ネクラシス……笑っていいのか、泣いていいのかもう。でも、すごくいいオチだ」といったコメントが並んでいた。

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