俳優の藤岡弘、さんが、女優の深田恭子さん主演で7月から放送されるフジテレビ系連続ドラマ「ルパンの娘」(木曜午後10時)に出演することが6月14日、分かった。藤岡さんが同局のドラマに出演するのは、「カバチタレ!」(2001年1月クール)にゲスト出演して以来、約18年ぶり。また、2009年に放送された「Q.E.D. 証明終了」(NHK)以来、約10年ぶりの現代劇レギュラー出演となる。
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ドラマは、横関大さんの小説(講談社)が原作で、泥棒を家業としている「Lの一族」(Lは大泥棒ルパンの頭文字)の娘・三雲華(深田さん)と代々警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸康史さん)との決して許されない恋愛を描くラブコメディー。「デート~恋とはどんなものかしら~」「のだめカンタービレ」「電車男」などの武内英樹監督が手がける。
藤岡さんは、和馬の祖父の桜庭和一(さくらば・わいち)を演じる。和一は、元警視庁捜査3課課長を務め、「鬼の桜庭」の異名を持つ元敏腕刑事。
藤岡さんのほか、信太昌之さん、マルシアさん、「ゲスの極み乙女。」のドラマーで女優としても活躍するさとうほなみ(ほな・いこか)さん、加藤諒さん、大貫勇輔さんの出演も発表された。信太さんは和馬の父・典和、マルシアさんは和馬の母・美佐子、さとうさんは和馬の妹・新谷香、加藤さんは和馬の先輩刑事・巻栄一、大貫さんは世界を股に掛ける泥棒・円城寺輝を演じる。
――ご出演が決まった際の率直なお気持ちは?
長年この世界にいたこともあり、最近のドラマを見ていると、物語の先が読めてしまうんです。でもこの作品は“面白いな!”と企画を聞いた時に感じたんです。ストーリーがとても緻密なので、私の経験から感じる直感ですが、映画になるような内容だなと。映画化まで続いたら面白いのではないかと、ひそかに思っております。僕は、テクニックを使うタイプの役者ではなく、なりきるタイプの役者です。自身の存在感で、セリフがなくても表現することに重きを置いているので、そこを見せることができたらと思います。
――フジテレビドラマへの出演は、本作と同様の木曜劇場「カバチタレ」にゲスト出演して以来およそ18年ぶりとなりますが?
ドラマの出演依頼があっても、自分が興味を感じないと燃えないんですよね。仕事であれば何でもやるタイプではなく、自分自身の生き様と自分自身の素材を大事にしているのですが、今回の作品には何か感じるものがあったので出演させていただくことにしました。見ている人が想像を膨らませながら見られる作品ではないかなと思います。昭和の時代の古き良き空気感もあって、全体のストーリーがとても楽しみですね。
――主演の深田恭子さん、瀬戸康史さんとは初共演になりますが、他共演者の皆様を含めて印象はいかがでしょうか?
僕は昭和の人間なので、この平成の時代を生き抜いてきた人と、令和の時代に突入して、一緒にやれるのは感慨深いです。時代も違えば価値観も違うし環境も違います。そこが混ざり合ってできる作品なので、ロマンがあって面白いです。三世代がつなぐ物語ということで、昭和時代の泥棒はスリや鍵師ですが、現代の泥棒ではハッカーと、まったく違いますよね。そこも面白いです。
――ドラマを楽しみにしているファンの皆さんへのメッセージ。
令和の時代の新しい取り組みのこのドラマ、昭和・平成・令和の流れの中での醸し出す人間ドラマ・歴史ドラマにもなっていますので、そこを楽しみにしていただけたらうれしいですし、自分自身もこのドラマに楽しませていただきたいと思います。映像界の新しい突破口になるような気がしているので、楽しみにしていてください。
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