女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第3週「なつよ、これが青春だ」(15~20日)の週間平均視聴率が22.6%(ビデオリサーチ調べから算出、関東地区・以下同)だったことが22日、分かった。第1週「なつよ、ここが十勝だ」(1~6日)で記録した22.1%、第2週「なつよ、夢の扉を開け」(8~13日)の22.2%を上回る番組最高の数字で、ここまで右肩上がりが続いている。
ウナギノボリ
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第3週「なつよ、これが青春だ」は、昭和30(1955)年初夏、なつ(広瀬さん)は牧場を手伝いつつ、農業高校に通っていた。柴田家では酪農経営を巡り、泰樹(草刈正雄さん)と剛男(藤木直人さん)がぶつかり、なつは同級生の雪次郎(山田裕貴さん)に相談。雪次郎に紹介された演劇部顧問・倉田先生(柄本佑さん)はなつに意外なアドバイスをし、さらになつは演劇部で女優を務めることになる……という展開だった。
「なつぞら」は節目となる100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。広瀬さん演じるヒロインの奥原なつは1937年、東京生まれの設定。大空襲を生き延びるものの、両親を戦争で失う。兄・咲太郎(さいたろう)、妹・千遥(ちはる)と別れ、父の戦友だった柴田剛男に一人引き取られ、北海道の十勝地方に移り住む。柴田家の家業である酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民1世である剛男の義父・泰樹から、開拓者精神とともに人生で大切なことを学んでいく。
高校卒業後は上京して、当時、「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽(てんよう)から、手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリーが展開する。全156回を予定。
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