堤真一:11年ぶりの朝ドラ出演 次期「ばけばけ」でヒロインの親戚役「これは絶対に良い作品に」

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」で雨清水傳を演じる堤真一さん
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NHK連続テレビ小説「ばけばけ」で雨清水傳を演じる堤真一さん

 俳優の堤真一さんが、高石あかりさん主演の2025年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」に出演することが4月30日、明らかになった。堤さんは、ヒロイン・トキ(高石さん)とその家族を陰日向で支える雨清水傳(うしみずでん)役を演じる。堤さんが朝ドラに出演するのは2014年度後期の「マッサン」以来、11年ぶり。

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 堤さん演じる雨清水傳は、松江藩に名をはせる上級武士で文武両道のエリート。親戚のトキを大変可愛がっており、幼い頃からなにかと気にかける。松江で知らない人はいないほどの人格者で、変わりゆく時代の中、トキをはじめ多くの没落士族に手を差し伸べようと尽力する……というキャラクターだ。

 堤さんは「朝ドラ出演は『マッサン』以来、約10年ぶりです。『ばけばけ』で僕が演じる雨清水傳は、時代の流れの中で武士から商売に転じるのですが、生産性を追い求めるのではなく、働く人のことを大切にする、懐の大きな人物だと思います。ここでは、時代が移りゆく中で非常に苦しい生活を強いられる人たちが描かれていますが、貧しくても明るい家族の絆で結ばれた物語で、生きる活力があふれています。その雰囲気がそのまま撮影現場にも広がっていて、全体が明るく楽しく進んでいると感じています。読み物としても大変面白い脚本なので、これは絶対に良い作品になると思いますし、僕自身、とても期待しています!」と語っている。

 制作統括の橋爪國臣さんは「傳は由緒ある松江のエリート士族で、トキのことを気にかけ、トキのあこがれでもあります。堤さんと高石さんのお芝居のやり取りは、次にどんな手が繰り出されるのか、見ていて圧巻です。堤さんが演じられることで、いろいろな人の思いを背負いながら、時代の中を生き抜いていく傳に説得力を感じます」とコメントしている。

 「ばけばけ」は、外国人の夫と共に「怪談」を愛し、西洋化が進む明治の日本で埋もれてきた「名もなき人々」に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語。高石さんは松江の没落士族の娘で、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻・セツがモデルのヒロイン・松野トキを演じる。脚本は、NHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」やWOWOWの「撮休シリーズ」などを手がけたふじきみつ彦さんが担当する。

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