板垣李光人:25年度後期「ばけばけ」で朝ドラ初出演 “ヒロイン親戚”堤真一の息子役「誠心誠意、演じていきたい」

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」で雨清水三之丞を演じる板垣李光人さん
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NHK連続テレビ小説「ばけばけ」で雨清水三之丞を演じる板垣李光人さん

 俳優の板垣李光人さんが、高石あかりさん主演の2025年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」に出演することが4月30日、明らかになった。板垣さんは、ヒロイン・トキ(高石さん)とその家族を陰日向で支える雨清水傳(うしみずでん、堤真一さん)の息子・三之丞(さんのじょう)役を演じる。板垣さんが朝ドラに出演するのは初めて。

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 板垣さん演じる雨清水三之丞は、雨清水家の三男でトキの2歳下。兄が家督を継ぐため自身は特に役目がない。家の中に居場所がないため、トキたちの仕事場に入り浸っている……という役どころだ。

 板垣さんは「こうして『ばけばけ』という作品に参加させていただけること、そして初めて朝ドラに携わらせていただけること、大変光栄に思います。演じる雨清水三之丞という役は、はたから見れば世間知らずなお坊ちゃんかもしれませんが、彼が彼なりに抱える葛藤や苦悩、時代に翻弄(ほんろう)されるさまを全て抱きしめて誠心誠意、少しのおかしみも持ちながら演じていきたいです。今からこの世界の中で半年間生きることができると思うと楽しみでなりません。わくわく、どきどきしながら、『ばけばけ』を皆さまもぜひお楽しみください!」と語っている。

 制作統括の橋爪國臣さんは「三之丞は、武家の三男の悲哀を持ち、明治になって大きく時代が移り変わっていく中で、その流れに翻弄されていきます。この物語の中で最も感情が内側にこもり、さまよっていく人物かもしれません。衣装合わせで見た板垣さんのたたずまいが、台本で想像していた三之丞そのものだと感じました。これから板垣さんがどのように演じてくれるのか、とても楽しみです」とコメントしている。

 「ばけばけ」は、外国人の夫と共に「怪談」を愛し、西洋化が進む明治の日本で埋もれてきた「名もなき人々」に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語。高石さんは松江の没落士族の娘で、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻・セツがモデルのヒロイン・松野トキを演じる。脚本は、NHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」やWOWOWの「撮休シリーズ」などを手がけたふじきみつ彦さんが担当する。

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