あんぱん:「虎に翼」とリンク! ちょうど1年前、猪爪家揺るがした「共亜事件」登場 劇中に第1回公判伝える新聞記事

連続テレビ小説「あんぱん」第21回の一場面 (C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」第21回の一場面 (C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第21回が、4月28日に放送され、前々作の朝ドラ「虎に翼」でちょうど1年前に描かれた「共亜事件」が登場した。

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 第21回では、昭和11(1936)年、家族や嵩(北村匠海さん)に見送られ、のぶ(今田さん)は女子師範学校の寮に入る。

 軍国主義の担任・黒井雪子(瀧内公美さん)や、先輩たちの厳しさにたじろぐのぶとうさ子(志田彩良さん)。こうして、のぶたちの生活は一変した。一方、浪人生の嵩は、千尋(中沢元紀さん)から将来についての熱い思いを聞く。すると突然、自分の心の内を叫ぶ嵩。千尋に触発されて、嵩はようやく自分がどうしたいのか、本当の思いを吐き出す。……と展開した。

 法の道に進むことを決めた千尋は、嵩にとある新聞を差し出し、「兄貴、共亜事件知っちゅうか?」「どう思う?」と聞くが、嵩は事件のことは知らなかった。記事は事件の第1回公判を伝えていて、「関係者否認」などの見出しが。千尋は嵩に「拘留された政界や財界の人たち、罪状を否認しゆう。無罪になるかどうか、まだ分からんけんど」と教えた上で、「わしは、正しいことが正しゅう認められる世の中にしたいがよ。そのために一日も早う法の道に進みたい。民の味方になりたいがよ」と思いを明かした。

 1年前の「虎に翼」では、共亜事件は第4週から第5週にかけて描かれ、同作のヒロイン・寅子(伊藤沙莉さん)の父・直言(岡部たかしさん)も贈賄で逮捕された。昭和11(1936)年12月、結審の日を迎え、直言に無罪判決が出るまで、1年半の時間を要するなど、ヒロイン一家の猪爪家を揺るがした事件だった。

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