杉咲花:ギャラクシー賞個人賞 「アンメット」「海に眠るダイヤモンド」で新しい演技のスタイルを確立

杉咲花さん
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杉咲花さん

 放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「第62回ギャラクシー賞」(放送批評懇談会)が4月28日に発表され、俳優の杉咲花さんが「テレビ部門」個人賞に選出された。昨年放送の、主演ドラマアンメット ある脳外科医の日記」(カンテレ・フジテレビ系)と、神木隆之介さんと共演したTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」での演技が評価された。

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 選評コメントでは「杉咲花さんは、これまでもNHK連続テレビ小説『おちょやん』のヒロイン役など数々のドラマや映画でその卓抜な演技力を高く評価されてきましたが、2024年の二つのドラマで、新しい演技のスタイルを確立したと言えるでしょう」と説明。

 「『アンメット ある脳外科医の日記』では、記憶が毎日リセットされてしまう医師という難しい役どころをナチュラルに演じただけでなく、若葉竜也さんとともにまるでドキュメンタリーのようにリアリティーあふれる対話シーンを演じ、視聴者を魅了しました。その演技は『海に眠るダイヤモンド』でさらに洗練され、舞台となった炭鉱の町・端島を現実に存在するコミュニティーのように生き生きと息づかせました。とりわけ神木隆之介さんとの告白シーンでは、表情や間、台詞、所作がフィクションとリアルの境界を軽々と踏み越えてしまう新鮮な演技で、視聴者の心を揺さぶりました。テレビドラマにおける演技の新しい地平を拓いたことを称え、個人賞を贈ります」と絶賛した。

 「ギャラクシー賞」は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を表彰するために1963年に創設。表彰は年度単位。昨年の個人賞には、神木隆之介さんが選ばれていた。

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