タモリ:なつかしの新幹線「食堂車」に興奮! 今夜「タモリステーション」 リニア中央新幹線建設の最前線も取材

4月25日放送「タモリステーション」の一場面=テレビ朝日提供
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4月25日放送「タモリステーション」の一場面=テレビ朝日提供

 タモリさんが司会を務め、多彩なテーマを深掘りするテレビ朝日の特番「タモリステーション」。4月25日午後8時~同9時48分放送の番組では、JR東海の全面協力で、1964年の誕生から60年を迎えた新幹線の進化の秘密を特集する。

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 貴重映像と関係者の証言から、新幹線誕生のドラマに迫る。番組で注目するのは、第4代国鉄総裁の十河信二さんと、当時の技師長の島秀雄さんら、困難を乗り越えて新幹線開発を成し遂げた4人の男たち。

 東海道本線の最高速度が時速95キロだった時代、時速200キロ超の高速鉄道=新幹線計画を実現すべく尽力した。そんな中、高速化を阻んでいた空気抵抗という難問を克服するために生み出されたのが、それまでの箱型車両とは一線を画す、滑らかな流線型のフォルムだった。そんな流線形フォルムには“平和への願い”も込められていると紹介される。

 さらなるスピードアップを果たした車両「のぞみ」の開発秘話にもスポットを当てる。飛行機に対抗するため、東京~新大阪間の2時間半の壁を突破すべく、25%もの車体軽量化に挑んだ技術者たち。軽量化車両を作り上げるまでの奮闘の開発史をたどる。新幹線の発展の歴史がわかる貴重映像も続々紹介され、懐かしの食堂車やビュッフェの映像に、タモリさんは興奮を隠せない。

 番組では、タモリさんによる取材コーナーも。自然災害に備えて高性能ブレーキ研究に着手しているというJR東海の愛知県小牧市の研究施設や、所在地自体も極秘とされている東海道新幹線の運行を司る「新幹線総合指令所」を訪れる。

 さらに、2035年以降に開業予定のリニア中央新幹線建設の工事現場である、神奈川県川崎市の地下70メートルにあるトンネル掘削現場も取材。東京~大阪間を最速67分で走るという時速500キロの夢のリニア建設の最前線に迫る。

 もともと鉄道好きであり、1975年に全線開通したばかりの東海道・山陽新幹線に地元の博多から乗り込んで上京したというタモリさん。収録を振り返り「とても興味深かったですね。当時の技術者たちは実現不可能だといわれていたことをすべて可能にしていったのですから、すごい情熱ですね」と開発に携わった人々へのリスペクトを語った。

 また「日々の地道な訓練や研究があるからこそ、高い安全性が保たれているんですね」と、新幹線の安全、正確、快適さを追求する取り組みに感謝。「新幹線は日本の技術力を総結集して実現した、世界で初めての高速鉄道です。当時のエンジニアたちが手探りしながら技術と根性で世界初を成し遂げたことを、ぜひみなさんに感じていただきたいですね」とアピールした。

 スタジオには、俳優の木村佳乃さん、鉄道の専門家として富山大都市・交通デザイン学科の金山洋一特別研究教授、日本大生産工学部機械工学科の綱島均特任教授が出演する。アシスタントは渡辺瑠海アナウンサー。

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