菅野美穂&赤楚衛二:映画「近畿地方のある場所について」でW主演 新感覚“場所ミステリー” 予告映像とティザービジュアル解禁(コメント全文)

菅野美穂さん(左)と赤楚衛二さんが主演する映画「近畿地方のある場所について」ティザービジュアル(C)2025「近畿地方のある場所について」製作委員会
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菅野美穂さん(左)と赤楚衛二さんが主演する映画「近畿地方のある場所について」ティザービジュアル(C)2025「近畿地方のある場所について」製作委員会

 俳優の菅野美穂さんと赤楚衛二さんが、ミステリー映画近畿地方のある場所について」(白石晃士監督、8月8日公開)でダブル主演を務めることが4月9日、明らかになった。併せて予告映像とティザービジュアルも解禁された。

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 原作は、発行部数35万部突破した背筋さんの同名小説(KADOKAWA)。2023年1月に小説サイト「カクヨム」に第1話が投稿され、連載が続くにつれて若年層を中心にファン層を拡大。累計2200万PVを超えるヒットを記録した。同年4月に最終話となる第34話を投稿後、同年8月に単行本化。このホラーがすごい!2024年版で1位を獲得した。

 監督は、「ノロイ」(2005年)、「貞子VS伽椰子」(2016年)、「サユリ」(2024年)などを手がけた鬼才・白石監督が務め、監督の大ファンで影響も受けているという原作者・背筋さんも脚本協力として参加している。

 オカルト雑誌の編集者が突然行方不明に……。失踪直前まで彼は、未解決事件の捜査資料や、怪現象にまつわる特集記事、お蔵入りとなった過去の取材メモなど、さまざまな情報をかき集めて何かを調べていたようだった。行方を捜す同僚の編集部員・小沢はライターの千紘とともに、それらすべての出来事が“近畿地方のある場所”で起きていた事実を知る。なぜその場所で事件が発生するのか……という新感覚の“場所ミステリー”。

 オカルトライター、瀬野千紘(せの・ちひろ)を菅野さん、千紘と行動を共にするうちに“ある場所”の謎に魅せられていく雑誌編集者の小沢悠生(おざわ・ゆうせい)を赤楚さんが演じる。2人共キャリアの中でも異色の役どころに挑戦している。

 「行方不明の友人を探しています」から始まる“コワ面白い”展開の予告映像も解禁された。また、先日話題になった「見てはいけない動画」「聞いてはいけない音声」のQRコードで男女の顔が覆われたビジュアルのQRコードが外され、菅野さんと赤楚さんの顔が明らかとなったティザービジュアルも公開された。

 ダブル主演の菅野さんと赤楚さんのコメントは以下の通り。

 ◇菅野美穂さんのコメント

 お話をいただいた際に、受け取った原作の表紙の違和感や不穏な雰囲気そのままに、普通の小説とはまるで違う事実が淡々と描写されていってそれがつながっていくところにすごく引き込まれました。PCサイトの掲示板の書き込みや、伏字など自分でその違和感を考えながら読み進める感覚は怖いんだけど、自分からその怖さを受け取りに行くような感覚で、作品の世界観に引っ張られる力のある素晴らしい原作だと感じました。最近の日本の夏は暑くて暑くて暑すぎるぐらいですけれど、この「近畿地方のある場所について」の映画で、ゾクリと凍える思いをしていただけるんじゃないかなと思います。見たことのないような映画になると確信しています。お楽しみに。

 ◇赤楚衛二さんのコメント

 白石監督の「テケテケ」(2009年)、「ノロイ」、「口裂け女」(2007年)をはじめ、ホラー作品は僕にとって青春だったので、お話をいただいた際にはやっと白石監督にお会いできる!と率直に思いました。原作は、近畿地方にまつわる一つ一つの新事実を突きつけられることによって、自分自身が物語の主人公のような感覚で追体験ができ、怖くもありながら真実に進んでいく楽しさを感じられる、いわゆる普通の小説以上に没入感を感じながら読ませていただきました。この映画は誰しものすごく身近にあるかもしれないという怖さと、映画としてのトリックが幾重にも仕掛けられていて、見た後にもう一回見たくなるような楽しさもあると思うので、ぜひ暑い夏にクーラーがんがんの映画館で寒くなってください。

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