視聴者から寄せられた奇想天外な頼み事や、心配事の相談を「探偵」たちが体当たりで解決する人気バラエティー番組「探偵！ナイトスクープ」（ABCテレビ、金曜午後11時17分）。3月28日は、せいや探偵が「相棒・杉下右京の紅茶チャレンジ」を調査した。真栄田賢局長代理、増田紗織秘書も出席、俳優の大東駿介さんが初めて顧問として出演した。

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　依頼は、大阪府の男性（49）から。毎晩、仕事を終え自宅に帰ってから男性は、とある技を練習する。それは、ドラマの「相棒」で水谷豊さん演じる主人公・杉下右京がやっている「紅茶の入ったティーポットを頭の高さまで上げ、腰のあたりで持ったカップへ注ぐアレ」だ。

　ある日、ふと真似をしてみたら意外と簡単にでき、以来のめりこんだ。最近は、自宅のロフトベッドから1メートルちょっとの高さでやっているが、日に日に上達するので、結構才能があると思う。果たして、どのくらいの高さまで注げるのか？　自分の限界が知りたい、というもの。

　紅茶が1滴目からカップに入り、7〜8割入り続ければ成功という。だが陰キャラを自認する依頼者が「杉下右京チャレンジ」に挑むのは、ある理由があった。そこで高所作業車を使い高さ2メートルから挑戦。段々と高くしていき、世界記録に挑む。

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　俳優だけでなく、タレントやファッションモデルとしても活躍する大東駿介が、初めて「探偵！ナイトスクープ」の顧問を務めた。大阪・堺市の出身とあって「ナイトスクープは、ちっちゃい時から見させてもらってます。関西の子どもが一番最初に夜更かしして見る番組」と断言。すると、大東さんの「ナイトスクープ愛」を見込んだ真栄田局長代理が突然「大東さんの力を借りたい！」と明言。

　実は、本番前に番組プロデューサーに呼ばれ「真栄田さんが局長代理の時、視聴率が悪い」と言われたとか。そこで「大東さんのパワーで、どうにか数字に協力してください」とお願いすると「大丈夫ですか？　 結果的に僕に責任なすりつけません？ 　僕のせいみたいにならないですか？」と大東さん。

　1本目「杉下右京チャレンジの、高いところからの紅茶注ぎに「あれは結構、技術が必要ですよね」と言う大東さんだが、VTRを見終わると「動機がすてきですよね。自分は人付き合いが苦手だから、みんなとのコミュニケーションのために、と。でも、仮に宴会場ですごい高さで出来たとしても、誰か下で犠牲になるという。逆に、人間関係が悪化する可能性がありますよね」と、本質を突いて笑わせた。