べらぼう:最終回みたいな大団円からの“不穏” 一筋縄ではいかない? 視聴者も「大河あるある」「森下(佳子)さんだもんな」

大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第12回の場面カット (C)NHK
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大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第12回の場面カット (C)NHK

 俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)の第12回「俄(にわか)なる『明月余情(めいげつよじょう)』」が、3月23日に放送され、祭りの最終日の最終回みたいな大団円と、その後の不穏な空気が漂う展開に視聴者も反応した。

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 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。

 第12回では、昨年に続き吉原で行われる「俄」祭り。その企画の覇権を巡り、若木屋(本宮泰風さん)と大文字屋(伊藤淳史さん)らの間で戦いの火ぶたが切られた。

 蔦重(横浜さん)は、30日間かけて行われる俄祭りの内情を面白おかしく書いてほしいと平賀源内(安田顕さん)に執筆を依頼すると、朋誠堂喜三二はどうかと勧められる。宝暦の色男とも呼ばれている秋田藩留守居役の喜三二の正体は、かつて蔦重も松葉屋で会っていたあの男だった……。

 そして迎えた祭りの終わりの日、反目し合ってきた若木屋と大文字屋の“コラボ”が実現し、盛り上がりは最高潮に。そんな中、うつせみ(小野花梨さん)は、待ち焦がれた相手・新之助(井之脇海さん)の姿を見つけると、松の井(久保田紗友さん)に背中を押される形で、新之助の元へ。

 そしてうつせみと新之助は手を取り合い、祭りの喧騒にまぎれるように、吉原を後にした。

 蔦重は蔦重で、喜三二こと平沢常富(尾美としのりさん)から一緒に本を作る約束を取り付け笑顔になると、語り担当の綾瀬はるかさんの声で「我と人との隔てない幸せな時。けれど、それは俄のこと、目醒めれば終わる、かりそめのひととき。その裏側で世の仕組みは軋み始めておりました」との不穏なナレーションが入る。

 場面は変わって映し出されたのは、どこか寂しそうな瀬以(小芝風花さん)の姿。少し離れたところには、三味線を鳴らしながら、瀬以の様子をうかがう(見えてはいないが)鳥山検校(市原隼人さん)がいて、次回第13回の予告へと流れ込んだ。

 その予告では「重三はわっちにとって光でありんした」と涙を流す瀬以の姿も。SNSでは、「不穏な」「ここ2人。不穏な感じなのやめて」「ハッピーな雰囲気の後は不穏なの…大河あるある」「多幸感の後には不穏な空気…うん、森下(佳子)さんだもんな。一筋縄でいくわけがない」といった感想が次々と書き込まれた。

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