ポツンと一軒家:静岡県の山中で一人暮らしの97歳女性 毎日300メートル歩いて畑仕事も 息子たちは“リアルタイム”で見守る

3月23日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ
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3月23日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ

 衛星写真を手掛かりに人里離れた一軒家を捜すバラエティー番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後7時58分)。3月23日の放送では、静岡県の山深い地で、畑の世話をしながら⼀⼈暮らしを続ける97歳の女性の生活に密着する。

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 ゲストはタレントの菊池桃子さん、俳優の北村有起哉さん。ともに2度⽬のゲスト出演となる。菊池さんは「東京⽣まれ東京育ちなので、ポツンと⼀軒家での暮らしにはあこがれますね。年々、⾃然に囲まれた場所で⽣活することへのあこがれが強くなっているように感じます」と語ると、北村さんも「いつか静かな⼭奥で台本を読む⽇々を送れたらな、と思うようになってきましたね」と吐露した。

 捜索隊が手にした衛星写真には、うっそうとした⼭の中に広⼤な敷地があり、⼿⼊れの⾏き届いた畑と、⼤きな⽔⾊の屋根の建物が⽬を引く。静岡県内でもかなり⼭深い場所のようで、捜索隊は⼭道を1時間以上⾛り続けて、ようやく最寄りの集落へとたどり着く。民宿を営む男性(89)が衛星写真を見るなり、「ここは90代半ばのおばあちゃんが⼀⼈暮らししていますよ。はやりの電話機(スマートフォン)も使いこなしていてね(笑)」と教えてくれた。

 男性の案内で集落を出発した捜索隊は、川を越え⽬指す⼀軒家のある⼭へと向かう。陽の光を遮るほどの林道だ。⼭を⼀つ越え、さらに急傾斜の⼭道が続く。

 崖道の先に視界が開けると、⼀軒家が⾒えてきた。笑顔で迎えてくれたのは97歳のはつらつとした女性。13年前に夫を亡くして以来、この地で⼀⼈暮らしをしながら畑仕事もしているという。⾃宅から300メートルほど離れた畑へは「ちょっと散歩がてら」と、毎⽇のように通い、⽩菜やジャガイモなどを育てている。

 週末になると、⻑男(71)や3男(64)が⾃宅を訪れ、1週間分の買い物もしてくれている。さらに、⾃宅には7台もの“⾒守りカメラ”が設置されており、息⼦たちが⺟の暮らしを確認しつつ、「寂しくさせないように」と連絡も取り合っているという。スタジオではゲストの北村さんが「⻑⽣きの秘訣ってこういうことなんだなって思いました」と、しみじみ語っていた。

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