桜の園:天海祐希、井上芳雄ら出演、KERA演出の話題作がWOWOWで放送・配信へ

舞台「桜の園」のキャスト陣
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舞台「桜の園」のキャスト陣

 天海祐希さん、井上芳雄さんらが出演し、KERAさんが演出を手掛け、昨年12月に上演された舞台「桜の園」がWOWOWで今春放送・配信されることが明らかになった。

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 チェーホフの古典戯曲を元に、KERAさんが上演台本と演出を手掛けることで話題を呼んだ作品。19世紀末のロシア貴族の屋敷を舞台に、過去の栄華にすがる女主人が財産を失っていくまでを家族、使用人たちの思惑を交錯しつつ描く内容で、天海さん、井上さんのほか、大原櫻子さん、緒川たまきさん、荒川良々さん、鈴木浩介さん、浅野和之さんらが出演。高い評価を受け、KERAさんは読売演劇大賞の優秀演出家賞にも選出された。

 ◇ストーリー

 19世紀末の帝政ロシア。桜の木々に囲まれた屋敷に、長く外国に滞在していた女主人ラネーフスカヤ夫人(天海祐希さん)が数年ぶりに戻ってきた。パリまで迎えに行った娘のアーニャ(大原櫻子さん)をはじめ、兄のガーエフ(山崎一さん)、留守中の屋敷を切り盛りしていた養女のワーリャ(峯村リエさん)らは再会を喜ぶが、実は屋敷の財政は火の車……。

 元農奴の息子で、今は商人として成功しているロパーヒン(荒川良々さん)は、かつての主家を救おうと救済策を提案するが、ラネーフスカヤ夫人 やガーエフは浪費を繰り返す。それを知ってか知らずか借金を申し込んでくる隣の地主や、恋の三角関係に忙しい小間使いたち。そして夫人の亡き息子の家庭教師だった大学生トロフィーモフ(井上芳雄さん)は、来たるべき時代の理想像をアーニャに熱く語る。さまざまな人間ドラマが繰り広げられる中、抵当に入れられていた領地が競売にかけられる日がやって来た。果たして“桜の園”と呼ばれる屋敷の運命は?

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