追跡スペシャル:元“女ヤクザ”に絶縁した家族が発した“衝撃的な言葉”とは 密着ドキュメンタリー第2弾放送へ

追跡スペシャル「『女ヤクザ』母なる懺悔録」の第2弾の一場面=ABCテレビ提供
1 / 7
追跡スペシャル「『女ヤクザ』母なる懺悔録」の第2弾の一場面=ABCテレビ提供

 ABCテレビが不定期で放送している報道ドキュメンタリー番組「追跡スペシャル」(関西地区)。3月2日午後4時25分から、2024年9月に放送された「『女ヤクザ』母なる懺悔録」の第2弾を放送することが決定した。

あなたにオススメ

 かつて女ヤクザとして指定暴力団に身を置きながら、その後、更生支援に携わる活動へ身を転じ、第二の人生を送ることになった女性の密着ドキュメンタリー。前回放送時は日曜午後帯で高い視聴率(同時間帯民放1位)を記録し、その後のYouTube配信も3カ月で270万回再生された。

 西村まこさん(58)は、前回の放送で絶縁した息子2人に会いに行く決心をしたが、近くに住む次男は拒否。東京に住む長男・大輝さん(28)の自宅に向かうが、玄関の扉越しに「帰れ! 恥さらし!」と激しい言葉で追い払われた。

 息子2人はまこさんの弟(57)のことを昔から慕っていて、今も何かと頼りにしていた。まこさんは、弟との復縁を試みようと再会にいたるものの、弟は「今度お前を見たら殺そうと思っていた」と衝撃的な言葉を発した。それでも、まこさんが心から反省し、更生支援活動に励んでいることを弟は理解する。息子2人に向けた手紙を書くよう提案し、その仲介役になることを買って出たのだ。

 弟と復縁に至り、まこさんは実家の中へ入ることを許された。母(85)は最近料理を作っておらず、記憶も弱ってきていて、手順はばらばら。できあがった料理は昔と違ったが、まこさんは涙をこらえて一心不乱に母の手料理をかきこんだ。

 まこさんは、55歳の若さで亡くなった父の遺影に手を合わせた。実は母は、父に内緒でまこさんの支援をしていた。女ヤクザになった時も、組長のもとへと一人で向かい、「娘をよろしくお願いします」と土下座をしてみせた。組長は「前代未聞だ」と、母の度胸に舌を巻いたという。

 まこさんは、「私がヤクザになっても、いまは真人間に戻れたのは母親のおかげ」と語る。すっかり年老いた母親の偉大さを思い知り、自分もこうでありたいと決意を新たにした。

 長男の大輝さんは、自身のYouTubeで長年の夢だった格闘技の世界デビューを目指し、スポンサーを募集していた。まこさんは、大輝さんに向けた手紙に、「その手助けをしたい」という内容の一枚を付け加えた。

 「いままで母親として何もやれなかった、せめて大輝の夢を叶えさせてあげたい」。まこさんのこん身の手紙を見た大輝さんは、予想外の反応を示す。ヤクザの母を持つという運命、そして、その悲しき運命を背負って暮らしてきた母への本音が大輝さんの口から語られる日はやって来るのか。10年ぶりの母子再会に向け、事態は大きく動き出す。

写真を見る全 7 枚

テレビ 最新記事