ポツンと一軒家:長野県の“秘境”で秘伝の味を守る89歳&87歳夫婦 家族の恒例行事は水餃子づくり

2月9日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ
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2月9日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ

 衛星写真を手掛かりに人里離れた一軒家を捜すバラエティー番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後7時58分)。2月9日の放送では、秘境のような美しい風景に彩られた長野県の山深い地に暮らす80代の夫婦を紹介する。

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 ゲストは俳優の山西惇さんと原菜乃華さん。山西さんは「ポツンと⼀軒家との2拠点⽣活ってあこがれはありますね。」と語ると、原さんは「あこがれはもちろんあります」と言うものの、「でも、⾍が苦⼿なんです。⼭奥って通常サイズじゃない⾍が出るじゃないですか? 怖いと思っちゃいます」と吐露した。

 捜索隊が向かったのは、川底まで⾒えるような美しい清流沿いの集落。捜索隊の車は山道を進むにつれ、徐々に険しくなっていく。落ち葉が積もり、うっそうとした森の道。車が行き交っているとは思えない。しばらく進むと「⽴ち⼊り禁⽌」の看板で道がさえぎられた。だが、その⼿前に右に折れる細い⼭道を⾒つけた捜索隊は「ここは⾏くしかないですね」と、⾞幅ギリギリの道へと⼊っていく。

 やがて、切り⽴つ尾根に囲まれた⼭の急斜⾯に一軒家が見えた。あざやかな朱⾊の屋根がひときわ目立つ。笑顔で迎えてくれたのは89歳と87歳の夫婦。53歳の次男と3⼈で暮らしている。かつては10軒以上の家がある集落だったというが、6年ほど前からポツンと⼀軒家になったという。

 25歳でこの地に嫁いできた妻は「お義⺟さんはとてもいい⼈でね。私が嫁いで5年⽬に亡くなったんですが、毎⽇泣いていましたよ」と当時を振り返ると、夫は「⽗は頑固で厳しい⼈でした。⽗の代では、⽥んぼの世話をしながら、こんにゃくいもやシイタケの栽培、炭焼き、アマゴの養殖もしていました」とかつての暮らしぶりを語り始める。

 年末には60歳の⻑男、58歳の⻑⼥の家族が墓参りで帰省すると聞いた捜索隊は、再度の訪問を約束。その当⽇、墓参りの後、家族恒例の⾏事という“⽔餃⼦作り”が始まった。夫の亡き父が戦前、旧満州(中国東北部)を訪れた時に現地で教えてもらったという本場仕込みの⽔餃⼦。捜索隊も食卓に加わるよう誘われた。

 家族がそろって⾷卓を囲む姿に、ゲストの⼭⻄さんが「⼈⽣の幸せってこういうことなんですよね」と感動。原さんは「私、好きな⾷べ物の第1位が餃⼦なんです! みんなで餃⼦を包んでいるシーンがたまらなく素敵でしたし、家族みんなで⾷べたら絶対においしいですよね」と語っていた。

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