119エマージェンシーコール:「“たすけて”と叫んで。必ず誰かが助けてくれます」 “新島”見上愛の指示に視聴者涙「素晴らしかった」(ネタバレあり)

“月9”ドラマ「119エマージェンシーコール」第3話の一場面(C)フジテレビ
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“月9”ドラマ「119エマージェンシーコール」第3話の一場面(C)フジテレビ

 俳優の清野菜名さん主演の“月9”ドラマ「119エマージェンシーコール」(フジテレビ系、月曜午後9時)の第3話が、2月3日に放送された。指令管制員・新島紗良を演じる見上愛さんが出した指示について、SNSで話題になった。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 ドラマは、消防局の通信指令センターを舞台に、指令管制員たちのリアルな日常を描くオリジナルストーリー。見上さん演じる新島は、指令管制員としての能力が高く、電話越しでは常に冷静沈着な態度を崩さない。一方で、オフの社交性は皆無のため、仕事以外の時間に必要以上に他人と関わろうとはしないところがあるキャラクター。

 オフの時間に偶然、高千穂(中村ゆりさん)と会った新島。高千穂との会話の中で、「父みたいな救急隊員にはなれなかったけど、でも司令課なら自分のスキルが生かせるし、頑張れるって思ってました」と振り返った新島。「だけど、結局粕原さん(清野さん)みたいな行動力もあって、周りを巻き込める人の方が向いてるんでしょうね。私はああはなれないです」と率直な思いを明かすと、高千穂は「そんなこと考えてたんだ」と驚くのだった。

 そんな中、指令管制たちの騒ぎ声を避け、一人で休憩を取っていた新島。そこへやってきた堂島(佐藤浩市さん)は「今どきの出産祝いって何がいい?」と新島に話しかけるも、「あっ、雑談もダメ?」と問いかける。

 仕事でいろいろな通報者と話して心がすり減るのに、他の時間までわざわざ誰かと話す意味がわからない、と思いを明かす新島。そんな新島に、堂島は「くだらないバカ話でガス抜かなきゃいつか必ずつぶれちまうよ」とメンバーと話すことの大切さを語る。さらに、「ずうずうしくても『助けて―!』って声に出せるやつらが、結果タフなんだよな」と伝えた。

 その後、通信指令センターにスペイン語の通報が飛び込んできた。新島は、粕原に代わって英語でコミュニケーションを取る中で、通報者の友人が腹痛を訴えていることが判明。その友人が吐血する事態になるが、救急車を向かわせる住所を特定できない。

 新島は英語で「お願いがあります。この日本語を繰り返してください。『たすけて』。それを叫んで。必ず誰かが助けてくれます」と通報者に指示を出す。「たすけて!」と通報者が大きな声で周囲に助けを求めると、「電話代わったんですけど」と日本人女性が電話に出た。その女性の協力もあり、現場に救急車を向かわせることができた。

 SNSでは、「助けてのシーンで号泣してしまった」「3話は見上愛さんの紗良が本当に良かった。性格的に『助けて』と言えない子が、機転を効かせて通報者に『助けて』と叫ばせる事で自分の殻も破る様子が胸熱過ぎて」「119、助けてを言うように指示してたのよかったな」「見上愛の演技が素晴らしかった。新島さんが孤高の存在から心を開いて司令室の一員になるまでをクレバーに演じて見事だった」「助けて!がキーになる脚本も巧かった。このドラマは最後まで見たい」と注目された。

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