木村拓哉:山田洋次監督の新作で19年ぶりにタッグ「素顔を盗み取りたい」 タクシーの運転手役  倍賞千恵子と21年ぶり共演 

「松竹創業130周年記念 2025-26年ラインナップ発表会」に登場した木村拓哉さん
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「松竹創業130周年記念 2025-26年ラインナップ発表会」に登場した木村拓哉さん

 木村拓哉さんが1月23日、東京都内で行われた「松竹創業130周年記念 2025-26年ラインナップ発表会」に登場。木村さんは、山田洋次監督の新作映画「TOKYOタクシー」(11月21日公開)に倍賞千恵子さんと出演する。木村さんと山田監督のタッグは「武士の一分」(2006年)以来19年ぶり。倍賞さんとの共演は劇場版アニメ「ハウルの動く城」(2004年)以来21年ぶり。

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 木村さんは、娘が一人と恋女房がいて、日々一生懸命生きているタクシー運転手役。ある日、倍賞さん演じる訳ありの85歳の女性を乗せて……と展開する。山田監督は、木村さんについて、「人に見せない素顔がふっと出てくるととても魅力的」といい、そういった「僕が木村さんの素顔で感じ取れることを盗み取るように描きたいという気持ちがある。いままでの木村拓哉の映画じゃない魅力をなんとかして盗み取りたい、奪いたいという気持ち」と語った。

 木村さんは山田監督の作品に再び出演することになり、「迷いもまったくなかった。緊張感はあるが、すごく現場が温かい。登場人物たちの心の流れ抑揚を丁寧に導いてくれる監督なのでまたあの時間が過ごせるのかなと楽しみでしょうがない」と再タッグを喜んだ。

 「TOKYOタクシー」は、フランス映画「パリタクシー」(2023年)が原作。山田監督と朝原雄三さんが脚本を担当し、倍賞千恵子さんも出演する。タクシー運転手の宇佐美浩二は、ある日、85歳の高野すみれを東京・柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設まで送ることになった。すみれは浩二にいくつか寄り道を依頼する。次第に心を許したすみれは、自らの壮大な過去を語り始める……というストーリー。

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