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第2話 殺人犯を暴き…7032億を守れ!
1月16日(木)放送分
俳優の松坂桃李さんが主演を務める1月期の日曜劇場「御上先生」(TBS系、日曜午後9時)が1月19日にスタートする。完全オリジナルの学園ドラマで、松坂さんの主演映画「新聞記者」(2019年)以来のタッグとなる詩森ろばさんが、ゴールデン帯の連続ドラマで初めて脚本を担当。「アンチヒーロー」(2024年)、「VIVANT」(2023年)など話題になった日曜劇場を担当してきた飯田和孝さんがプロデューサーを務める。飯田さんが取材に応じ、今作を着想した経緯や主演の松坂さんについて、初回の見どころなどを語った。
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「御上先生」は、日本の教育を変えようという思いを持つ文科省官僚の御上孝(松坂さん)が、私立高校「隣徳学院」への出向を命じられる。実質、左遷人事だったが、御上は自ら教壇に立ち、令和の時代を生きる18歳の高校生を導きながら、権力に立ち向かっていく……という“大逆転教育再生ストーリー”。
今作の着想は、飯田さんがあるアーティストの動画を見たことがきっかけだった。そこに映っていた若者たちは、精いっぱい自分を表現し、輝いて見えたという。飯田さんは「詩森さんと企画を考え始めたのがコロナ禍のさなかにあった2020年。そんな若者たちが輝くドラマを作りたい、と強く思いました」と語っている。
飯田さんは、「僕は金八先生の第5シリーズで風間俊介さんが演じる兼末健次郎の回を見て学校の先生になりたいと思ったんです。受験勉強して、あえなく撃沈し、1浪して教育学部に入って、教職課程を取りました。そんな経緯もあって、いつか学園ドラマをやりたいとずっと思っていて。2020年に在宅ワークになっていたときに、あるアーティストの動画を見て、そこに映っている高校生たちがすごく輝いて見えて、とても熱量があって。こういう人たちが輝けるドラマを作りたいと突き動かされたのが、最初のきっかけですね」と明かす。
着想したのと同時期に詩森さんに「一緒にやりましょう」と声を掛けていた。そこで、これまでにない社会派の学園ドラマの構想が膨らんでいく。
「『新聞記者』で詩森さんのお名前を拝見して、同じくらいのタイミングで仕事をしたことがある女優さんが詩森さんの舞台に出るということで、舞台を見に行ったんです。その後、詩森さんの舞台を何回か見に行って、お話をさせていただいた。詩森さんがやるならば社会派の要素はどうしても入れたいと。また、僕には“金八”への憧れがどうしてもありまして。ただ、扱うテーマを今の時代にする学園ドラマだと、“憧れ”を超えられないなと思いました。勝算がない、というとちょっと偉そうになっちゃうんですけど、新しいものを作れる自信がなく……。そのときに新たな切り口を詩森さんと考え、“官僚”の教師にしたんです」
官僚を扱ったのは、「当時、ちょうど大学受験の形が変わると言われてたけど、結局あまり変わらなかった。なぜかというと、現場の声が吸い上げきれないから、(どう変えたらいいか)判断できないんじゃないかということで、一向に前に進まない状況があった。そういったことも相まって、社会派の要素を入れ込んで詩森さんと作ってみましょうとなりました」と説明する。
飯田さんは「これは学園ドラマです。そして主役は、生徒たち。それは揺るぎない事実です」と言い切る。29人の生徒たちはオーディションで決定した。
「熟考に熟考を重ねました。オーディション台本は、御上(松坂さん)と神崎(奥平大兼さん)のシーン、神崎と次元(窪塚愛流さん)のシーン。女性キャストは富永(蒔田彩珠さん)と東雲(上坂樹里さん)のシーン。あと、神崎、富永、次元のシーンなど4パターンぐらいをみんなに演じていただいた。そこで、それぞれの適性を見定めて、キャラクターに合う人を選びながら、選んだ後に、その選ばれた人の特性などをキャラクターに肉付けしていきました」
主役は生徒とはいえ、タイトルになっている「御上先生」にはキャラクター造形も含めて強烈なインパクトがある。
飯田さんは、演じる松坂さんについて「『VIVANT』で初めてご一緒させていただいて。普段はすごく柔らかい方なんですけど、この役を演じるとき、ビジュアルも含めて、ちょっと得体が知れない感じがとても上手だと思っていて。松坂さんは『御上先生』のことを『愛のある人』と表現されてるんですけど、根底に愛がありながらも、どこかとつかみどころのない人にしたかった。2020年の企画立て始めたときからイメージキャストは松坂さんになっていましたね」とイメージ通りの配役に自信をのぞかせる。
松坂さん自身も「映画『孤狼の血』(2018年)がご本人にとってあの時代の分岐点になった作品だとおっしゃっていて。松坂さんとしては『御上先生』が、第2の僕の分岐点になると。この『御上先生』を“踏み台”にしてステップアップしたいという思いがあるとおっしゃっていて、責任重大だなと思いましたね(笑)」と明かす。
最後に、第1話の見どころを聞かれると、飯田さんは「ただとにかく面白いドラマ、『次のエピソードへ』というのを押したくなるようなドラマを目指していきたいなと思っています。そこは変えずに、さらに、見たときに何かを受け取っていただけるとすごくうれしいなと思います。このドラマでは教育を通して、生きること、社会のことを伝えているので、そのへんを受け取ってもらって、自分の中で考えて、誰かと話してくれればいいなと思っています」と語る。
さらに「主題歌が放送で解禁です。鷺巣詩郎さんが音楽を担当すると発表された時点で、今回は主題歌がないパターンだと思っている方もいると思うんですけど、初回のオンエアで主題歌解禁なので、そこもちょっと楽しみにしてもらえるといいかなと思っています」とメッセージを送った。
初回、冒頭から衝撃シーンで始まる「御上先生」の今後の展開が楽しみでならない。
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2025年01月18日 11:00時点
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