B’z:「おむすび」制作統括が紅白のサプライズに感激 脚本・根本ノンジも「一生忘れられない紅白になった」

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 ロックユニット「B’z」が、昨年大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」で繰り広げたサプライズについて、「イルミネーション」が主題歌になっている連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」(総合、月~土曜午前8時ほか)の制作統括・宇佐川隆史さんが取材に応じ、感激のコメントを寄せた。

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 NHK紅白歌合戦でB’zの2人は、スタジオで「イルミネーション」を歌い終わると、おもむろに歩き出し、生放送中のNHKホールのステージにサプライズで登場。「LOVE PHANTOM」「ultra soul」を熱唱し、会場は興奮のるつぼと化した。

 宇佐川さんは「B’zのお二人が(NHKホールに)登場するというサプライズは、私たち現場の人間にとっても非常に驚いたことで、主題歌の演奏という”当事者側”でありながら、同時に”観客”でもあり、年明けもその話で現場はもちきりでした笑」と朝ドラの現場でも盛り上がったことを明かした。

 「おむすび」の脚本を担当する根本ノンジさんもB’zのファンで、「根本さんと私は、もともとB’zの大ファンで、このドラマの企画書も、B’zのある曲を聴きながら書いたくらいです」といい、「根本さんも紅白を見た後に『毎年紅白は見て来たけれども、衝撃と感動がすごすぎて、一生忘れられない紅白になった』と、それはもう感動されてました」と語った。

 さらに「根本さんがやはりすごいなと思ったのは、この年明けすぐの1月9日放送回で、調理師の立川さん(三宅弘城さん)が『ultra soul』を歌うというシーンを入れてるんです。もちろん、脚本執筆の時点では、B’zのお二人が紅白に出場されるなんて知りませんし、ファンだからこそ、お二人が年末年始は毎年休まれていることも知っているわけです。それでも、根本さんの何かがあのシーンを書かせた。もう執念というか、そのことにも感動しました」と語る。

 披露した楽曲について「『イルミネーション』は、この朝ドラの主題歌であり、この物語の世界が表現された一曲です。そして、紅白で歌われた『LOVE PHANTOM』や『ultra soul』は、平成を生きた私たちの記憶に深く残る名曲。私たちもこれまで、米田結(橋本環奈さん)と歩(仲里依紗さん)の姉妹が安室奈美恵さんや浜崎あゆみさんの曲に励まされてきた姿を描いてきましたが、紅白のB’zのお二人の演奏は、そんな『一曲が、その人にとっての生きる希望になる』という”歌の力”、そして”好きなものは好きと思える力”を、改めて教えてくれました。これこそ、ドラマの中で表現してきたことであり、本当に感激しています」と話している。

 また、「ちなみに『LOVE PHANTOM』がリリースされた年は、(朝ドラで描いている阪神・淡路大震災が起こった)1995年。偶然かもしれませんが、その符号にも感謝と感動をおぼえました」と語った。

 「おむすび」は、NHKの連続テレビ小説の第111作。元号が「平成」に変わった年に生まれたヒロイン・米田結(橋本さん)が、福岡でギャルとして育ったあと、関西で管理栄養士を目指す……という“平成青春グラフィティー”。

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