福山雅治:東野圭吾との“ガリレオコンビ”再び! 映画「ブラック・ショーマン」で有村架純と初共演

映画「ブラック・ショーマン」で初共演となる福山雅治さん(左)と有村架純さん
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映画「ブラック・ショーマン」で初共演となる福山雅治さん(左)と有村架純さん

 歌手で俳優の福山雅治さんが、東野圭吾さんの小説が原作の映画「ブラック・ショーマン」(2025年公開)で主演を務めることが明らかになった。福山さんが演じるのは、息を吐くように嘘をつく超一流マジシャンの主人公・神尾武史で、武史とバディーを組み殺人事件の解決に向けて奔走する神尾真世を、福山さんとは初共演となる有村架純さんが演じる。

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 国内累計発行部数は累計78万部を突破し、多くの言語にも翻訳されている人気シリーズの第1作「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」が原作。“原作・東野圭吾×主演・福山雅治”という「ガリレオ」シリーズのゴールデンコンビが再びタッグを組み、「コンフィデンスマンJP」「イチケイのカラス」シリーズなど大ヒットシリーズを手掛ける田中亮監督がメガホンを取る。

 製作陣が原作サイドへ映像化を打診し、ガリレオ制作の流れから主人公・武史の配役に福山さんの名前を挙げると、東野さんは「それは当然でしょう」と応じたといい、その後、福山さんに打診すると、こちらも快諾。実は東野さんが本作を執筆したきっかけも、福山さんの「ダークヒーローを演じてみたい」という言葉にあったという。

 元中学校教師である神尾英一が何者かに殺され、2カ月後に結婚を控えていた娘の神尾真世(有村さん)は突然の訃報を受け、実家のある町に戻る。教師として多くの教え子から慕われていた英一はなぜ殺されなければならなかったのか。真実を知りたいと願う真世の前に現れたのは叔父の神尾武史(福山さん)。かつてラスベガスで名を馳せた元マジシャンの武史は、卓越したマジックに手癖の悪さと、メンタリスト級の巧みな人間観察&誘導尋問を武器に殺人事件の謎に挑む……というストーリーだ。

 ◇福山雅治さんのコメント

 東野先生が描かれたブラック・ショーマンの世界、そして原作ファンの皆様のご期待に沿いながら、さらに上回っていくような映像作品にすべく尽力いたします。

 僕が演じる神尾武史は元マジシャン。手品には口という文字が三つ内包されています。彼は虚実綯い交ぜの言葉と行動で非日常の空間を作り上げます。「つまらない真実よりも面白い嘘のほうがいい」そんな風に描いていければと思っています。

 東野先生から託された新時代のダークヒーロー神尾武史へと準備を重ねます。有村さんとは初共演ですが、以前、報知映画賞授賞式の舞台袖でお話しさせていただきました。常に心を込めて向き合う誠実さと、作品に殉ずる覚悟を感じています。どんなセッションになるのかとても楽しみです。

 ◇有村架純さんのコメント

 そんなつもりじゃなかった、という些細なことから大きなことまで、生きているとあると思います。あの時ちゃんと向き合う勇気を持っていれば回避できたことも、自分の中の恐れが邪魔をしてボタンを掛け違えてしまう。自分自身を振り返りながら真世と一緒に過ごしていきたいと思います。福山さんとは授賞式で初めてお会いした際に、作品を一緒に作れたら良いですね、なんてお話ししたことを覚えています。素敵なバディを組めるよう皆さんと共に最後まで頑張ります。

 ◇原作:東野圭吾さんのコメント

 新作を書くにあたり、どんな主人公にしようかと考えていた頃、福山雅治さんから、「ダークヒーローを演じてみたいんです」と聞きました。なるほど福山さんの悪党なら是非見てみたいと思ったのが、「ブラック・ショーマン」執筆のきっかけです。主人公は人格者でも正義漢でもなく、人を騙す快感だけを求めて行動します。兄殺しの謎を追うにしても、まともな手段は取りません。福山さんの悪党ぶりが今から楽しみです。そんな主人公に振り回される有村架純さんの演技にも期待大です。名コンビ誕生を心よりお祝いいたします。

 ◇監督:田中亮さんのコメント

 東野圭吾さんによって生み出された、「謎を解くためなら手段を選ばないニューヒーロー」に福山雅治さんが命を吹き込む。そしてバディとなる姪には有村架純さん。これほど胸躍る組み合わせがあるでしょうか。原作を初めて読んだ時にページをめくる手が止まらなかったあの疾走感と高揚感を、映像でも体験していただけるようにキャスト・スタッフ一同全力を尽くします。映画「ブラック・ショーマン」が繰り広げる最高のエンターテイメントショーに是非酔いしれてください!

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