種崎敦美:「葬送のフリーレン」 “フランメ”田中敦子さんへの思い明かす

「葬送のフリーレン」の放送1周年を記念したイベント「アニメ放送1周年記念『葬送のフリーレン』特別上映」の様子
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「葬送のフリーレン」の放送1周年を記念したイベント「アニメ放送1周年記念『葬送のフリーレン』特別上映」の様子

 「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中のマンガが原作のテレビアニメ「葬送のフリーレン」の放送1周年を記念したイベント「アニメ放送1周年記念『葬送のフリーレン』特別上映」が9月28日、TOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)で開催された。イベントでは、テレビアニメ第1期の第1~4話が上映され、テレビアニメ第2期が制作されることが発表された。第1~4話を見直したという主人公・フリーレン役の種崎敦美さんは、8月に亡くなったフランメ役の田中敦子さんへの思いを語った。

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 田中さんが演じるフランメは、フリーレンの師匠で、種崎さんは「第1話の冒頭のフランメの手記からと涙があふれてきました」「作品を見れば、いつだって何度だって、田中敦子さんのフランメに会えるんだなと思いました。思いをはせれば、ずっと生きているんだなと思いました」と思いを明かした。

 種崎さんは「葬送のフリーレン」について「何気ない言葉や表情からたくさんのことが感じ取れるのは変わらずなのですが、感じ取れる量が1年前の何倍にもなっていました。アニメが終わって半年たちましたが、想像以上に自分の中に『葬送のフリーレン』という作品が満ちていたことに驚き、そしてとてもうれしく思いました。改めて見返しても本当に信じられないくらい豊かな時間をくれる作品です」と語り、第2期に向けて「2期も変わらずみんなで大切に丁寧に作品を作っていきます」と意気込んだ。

 イベントには、ヒンメル役の岡本信彦さん、フェルン役の市ノ瀬加那さん、シュタルク役の小林千晃さん、ハイター役の東地宏樹さん、アイゼン役の上田燿司さんも登壇した。

 「葬送のフリーレン」は、山田鐘人さん原作、アベツカサさん作画のマンガで、「週刊少年サンデー」で2020年4月に連載をスタートした。魔王を倒した勇者一行の魔法使いで、エルフゆえに長寿であるフリーレンが仲間の死を経験し、“人を知るため”に旅をすることになる。マンガ大賞2021、第25回手塚治虫文化賞の新生賞、第69回(2023年度)小学館漫画賞、第48回講談社漫画賞の少年部門に選ばれた。コミックスの累計発行部数は2200万部以上。

 アニメは、「ぼっち・ざ・ろっく!」などの斎藤圭一郎さんが監督を務め、マッドハウスが制作。テレビアニメ第1期が、日本テレビのアニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」で2023年9月~2024年3月に放送された。第2期の放送時期などの詳細は今後、発表される。

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