海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第119回が、9月12日に放送され、寅子(伊藤さん)による優未(川床明日香さん)への問いかけの言葉に視聴者は反応した。
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第119回では、のどか(尾碕真花さん)の婚約者・誠也(松澤匠さん)が星家にやってくる。しかし、星家では航一(岡田将生さん)と優未が、優未の進路をめぐって口論をしていた。大学院で寄生虫の研究をしていた優未は、研究職を目指すことをやめ、大学院も中退すると言い出す。
このまま研究を続けても「この先、お前の“イス”はない」と言われ続けてきた優未は、そのイスをめぐって「戦う自信がない」といい、「この先、私の目がキラキラしている想像がつかない。寄生虫の研究を嫌いになりたくない。だからすっぱりあきらめたい」と打ち明ける。航一は「あきらめてほしくない」と説得を試みるが、そこへ「優未の道を閉ざそうとしないで」と割って入ったのは寅子だった。
寅子は、優未の大学院中退が、寄生虫の研究をしてきた9年間近くを無駄にする行為になりかねないと考える航一に、「手にするものがなければ、これまで熱中して学んできたものが無駄になるの?」「私は努力した末に何も手に入らなかったとしても、立派に生きている人たちを知っています」と反論。
航一は、本気で優未を心配し「この年齢で何者でもない彼女に社会は優しくない」と語気を強めるが、寅子は「私は優未が自分で選んだ道を生きてほしい」と主張すると、優未に向かって「あなたが進む道は地獄かもしれない。それでも、進む覚悟はあるのね」と意志を確認した。
優未が「うん。ある」とうなずくと寅子は笑顔となり……。
寅子から優未への問いかけの言葉に視聴者は注目。「地獄」とは、寅子の母親のはる(石田ゆり子さん)が、女性の立場の低さから、おそらくやってくるであろう困難を表して、かつて使った言葉。
寅子が、当時裁判官だった桂場(松山ケンイチさん)に明律大学女子部への進学を反対されたときも、はるは桂場の前で「女の可能性を摘んできたのはどこの誰?」と啖呵を切った上で、寅子に「何度でもいう。今、お見合いした方がいい。その方が間違いなく幸せになれる。それでも本気で、地獄を見る覚悟はあるの?」と、今回と同じように娘に意志を確認していた。
SNSでは「はるさんの言葉…」「寅ちゃん、はるさんと同じこと言ってる」「自分と同じ流れじゃんw」などと反応。「トラちゃんがはるさんのようだ」「はるさんが宿ってる」「はるさんが懐かしい」といった声も上がった。
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