海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第110回が8月30日に放送され、航一(岡田将生さん)の長女・のどか(尾碕真花さん)が明かした本音に、視聴者の注目が集まった。
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第110回では、マージャンの対局中に突然腹痛を起こした優未(毎田暖乃さん)。寅子(伊藤さん)たちが集まって優未を心配していると、のどかは「そういうところ!」と声を荒らげる。続けて「そういうところが嫌。気がつくと真ん中に2人がいる。お父さんも百合さんもお兄ちゃんも、み~んな2人を見てる!」と吐露した。
のどかは「私の家はにぎやかで明るい家じゃない。別に仲は悪くないけれど、静かでベタベタしない、干渉しない、そういう家族なの!」と言い放ち、「私の知っているお父さんは仕事第一で家族との付き合いが下手な人なの。お祭りも海も行かないし、入学式の写真で子供と手をつないだり、散歩に誘ったりしない!」と涙をにじませた。
朋一(井上祐貴さん)も、のどかの言葉に同調。「正直、嫉妬もした」と明かしつつ、「でも、寅子さんたちがお母さんの願いをかなえてくれて良かったって、おまえも言ったじゃないか」とのどかに語りかけた。亡き母が「お父さんを甘えさせてあげて」と、生前、2人に言い残していたのだという。
航一は目頭を押さえ、「2人に甘えることなんてできなかった」と話す。仕事で戦争の「あること」に携わり、ずっと自分を責め、子供たちと距離を取って全てを百合(余貴美子さん)に押しつけてしまったことを反省した。
寅子がのどかに「時々は子供扱いさせてくれないかな?」と問いかけると、航一は「それは……僕がやるべきこと。今日までのことはそれがうまくできなかった僕の責任です」と語った。
寅子は航一に「家族のようなもの」を休むことを提案。「まず星家の問題を解決してください」と伝え、その場を立ち去った。その後、航一がのどかに「何が食べたい?」と聞くと、のどかは子供のように声を上げて泣いた。
家族の前で本音を語ったのどかに、SNSでは「号泣してしまった」「気持ち分かる」「寂しかったよね……」「お父さんの前で感情むき出しにできてよかった」「やっと子供になれたんだね」といった声が上がっていた。
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