海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第108回が8月28日に放送され、桂場(松山ケンイチさん)と穂高(小林薫さん)の回想シーンが、視聴者の間で話題になった。
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第108回では、寅子(伊藤さん)の後輩判事補・秋山(渡邉美穂さん)が妊娠。秋山は、一生懸命努力して積み上げてきたキャリアが台無しになると嘆き、「自分でやっと切り開いた道を、自分で閉ざさなきゃいけない……」とすすり泣いた。
寅子は、秋山が出産後も勤務できる環境を整えるため、育児期間の勤務時間短縮や長期休暇取得について要望をつづった意見書を桂場に提出。桂場は「君のお子さんはもう大きいだろ。一体、何を考えている?」と寅子に問いかけた。
寅子は「考えているのは後輩たちを守るべき道です」「桂場さんから最高裁へ働きかけてはいただけませんか?」と伝えるが、桂場は「時期尚早だ」と取り合わない。寅子は「またそれか……」とつぶやき、「知りたいんです。『そのとき』とはいつですか?」と尋ねた。
桂場は「法曹界にもっとご婦人が増えてからだろう」と返すが、寅子は「桂場さんはこの状況と環境で、女性法曹が増えていくと本気でお思いですか?」と食い下がる。桂場が「食らいついてこられないならば、それまでだ」と答えると、寅子は「それは果たして平等と言えるのでしょうか?」「では、別の道を探します」と言い残し、立ち去った。
その後、第38回(5月22日放送)の回想シーンが流れた。同回では、妊娠した寅子に、穂高が、出産と育児に集中したほうがいいと助言。「次の世代がきっと活躍を……」と諭す穂高に、寅子は「私は、今、私の話をしてるんです!」と怒りをぶつけた。
そのやり取りを廊下で聞いていた桂場は、穂高に「今のは、あんまりじゃないですか、先生。だから私は、時期尚早だと言っていたんです。中途半端に投げ出すくらいならば、手を出されない方がいい」と告げた。
穂高が「君はさっきから何に怒っているんだね?」と問うと、桂場は「自分でもよく分かりません。ただ、先生だけは彼女を最後まで信じてあげるべきだったんじゃないですかね」と語りかけた。
この桂場と穂高のやり取りは、第38回では放送されておらず、SNSでは「あのとき桂場は穂高に意見してた!」「あの地獄のとき、桂場さん、穂高教授に怒ってくれてたんだ」「こんなやり取りがあったなんて……」「ずーっと号泣」「桂場さんは冷たいようで先の先まで女性のこと考えてる」といった声が上がった。
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