海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第105回が8月23日に放送され、“ヒャンちゃん”こと香淑/香子(ハ・ヨンスさん)が、旧友たちと再会を喜ぶ場面に、視聴者の注目が集まった。
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第105回では、婚姻届は提出せず、それぞれの名字を名乗った上で「夫婦のようなもの」になった寅子(伊藤さん)と航一(岡田将生さん)。直明(三山凌輝さん)の提案で、明律大学の仲間たちが集まった“結婚式”が竹もとで行われ、寅子と航一は盛大な祝福を受けた。
その中で、香子は「名前を変えることで、自分が失われると感じる人もいる。夫婦のどちらかがそれを負うのは、平等とは言えないのではないか」と言及。寅子は仲間たちからの祝福の言葉に感激し、涙を流して喜んだ。
その後、航一と直明は気を利かせて飲みに出かけ、寅子たちは同窓会のように盛り上がった。寅子の結婚式に際し、直明から手紙をもらった香子は「山田轟法律事務所」を訪ね、梅子(平岩紙さん)らと分担して準備をしてきたという。
香子は仲間との再会の機会を作ってくれた寅子に感謝し、「これを逃したら、一生みんなに会えないんだって思ったら、怖くなって……。多分、ずっときっかけを探していたんです」と吐露。
その後、旧友たちの近況を聞いた香子は「やっぱりこうなりました。あのころのなりたい自分とは違うかもしれないけれど、でも私たち、最後にはいい方に流れます」と笑顔を見せた。
法律を学ぶため日本に留学していた香子は、弁護士の道を諦め一度は朝鮮に戻ったが、そこで出会った汐見(平埜生成さん)と結婚し再来日。娘のために過去を捨て、「崔香淑」から「汐見香子」と名前を変え、日本人として生きていくことを決意した。そのため、旧友たちとも連絡を絶ち、寅子だけが香子の近況を知っている状況だった。
そんな香子が旧友たちと再会し笑顔を見せた場面に、SNSでは「みんなで会えて本当に良かったね」「ヒャンちゃんが笑顔!」「香子からヒャンちゃんに戻れた姿にうるっときた」「前向きになって良かった」など、安堵(あんど)の声が上がっていた。
また、結婚式で香子が語った「名前を変えることで、自分が失われると感じる人もいる」という言葉に、「名前を捨てて生きているヒャンちゃんが言う重み」「ヒャンちゃんに言わせることの説得力よ……」「みんなと再会することで失ったものの一部だけでも取り戻せてよかった」という感想も寄せられた。
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