海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第98回が8月14日に放送され、弁護士の雲野(塚地武雅さん)から、担当する「原爆裁判」の協力を依頼されたよね(土居志央梨さん)の反応に、視聴者が注目した。
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第98回では、雲野は弁護士の岩居(趙珉和さん)と共に、よねと轟(戸塚純貴さん)の元を訪れた。雲野はよねが弁護士になったことを喜び、戦争中に事務所を辞めてもらったこと、落ち着いた後も呼び戻そうとしなかったことを謝罪。よねは「昔話はやめましょう」と返し、「それで何が目的ですか?」と尋ねた。
雲野は、広島と長崎に投下された原子爆弾の被爆者が原告として、日本政府に賠償を求める訴えを起こしていると説明。岩居は、原爆投下が通常の戦争行為を逸脱した国際法違反であるとして、「アメリカは被爆者の方々に対して、損害を賠償する責任があるということを訴えたい」と話した。しかし、すでに日本と米国の間では平和条約が締結され、政府は米国に賠償を求める権利を放棄しているため、岩居は「放棄した日本国に対して賠償を求めようというのが訴えの骨子だ」と続けた。
雲野は、多くの民間人が犠牲者となった国際法違反といえる行為の責任を、戦勝国という理由で米国が負わないのはあまりにも不公平だと語り、訴訟に踏み切った背景として、昭和29年3月に米国が行った水爆実験で日本の漁船が被曝した「第五福竜丸事件」を挙げた。雲野は「忘れ去られることがないように、同じ過ちを繰り返さぬように、誰かが声を上げねばならん」と熱弁した。
高齢になった雲野は体の不調を感じることが増えたといい、「だから……私にもしものことがあったときは、2人で岩居君を助けてやってくれないか」とよねと轟に協力を依頼する。轟は「そんな、もしものことなんて……」と戸惑うが、よねは「分かりました」と即答。雲野は涙ながらに「本当にありがとう」と頭を下げた。
雲野のお願いを二つ返事で快諾したよねに、SNSでは「即答で引き受けるところ胸熱だった」「よねさんらしい」「よねさんの意志の強さ、本当にかっこいい」「尊敬する」「よねさんが弁護士になって本当によかった」といった声が上がっていた。
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