伊藤沙莉さん主演のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「虎に翼」（総合、月～土曜午前8時ほか）の第92回が8月6日に放送された。同回では、三条支部に怒鳴り込んできた美佐江（片岡凜さん）の父・森口（俵木藤汰さん）に視聴者の注目が集まり、「美佐江の母親は？」といった声も上がった。

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　第92回では、新潟市内で女子高生が男性に売春を持ちかけ、金を盗む事件が発生。寅子は美佐江がその事件に深く関わっているのではないかと考え、「本当のことを話してほしい」と正面から美佐江と向き合う。

　美佐江は「どうして悪い人から物を盗んじゃいけないのか、どうして自分の体を好きに使ってはいけないのか、どうして人を殺しちゃいけないのか」と寅子に問いかけ、「心から納得できれば、きっとスッキリするんでしょうね」とほほ笑み、立ち去った。

　寅子は美佐江を追いかけ、納得できる答えを一緒に考えてみないかと提案。するとそこに、図書館帰りの優未（竹澤咲子ちゃん）がやって来る。寅子は、美佐江の横を通り過ぎようとする優未をとっさに引き寄せ、守るように抱きしめた。美佐江は、そんな寅子の姿を見て、失望したような表情を浮かべた。

　翌日、美佐江の父・森口が三条支部に乗り込んできて、「昨日、娘がば～か憔悴（しょうすい）して帰ってきて、佐田判事に犯罪者みてえな扱いをされたというじゃねえですか！」と激怒。寅子が「今一度、娘さんとじっくりお話していただけませんか？」と頼むと、怒りを抑えきれない森口は、寅子に殴りかかろうとした。森口は寅子を訴えると怒り狂っていたが、太郎（高橋克実さん）が説得したことで事なきを得た。

　怒鳴り込みや暴力もいとわない森口の言動に、SNSでは「美佐江は父もいいように操れるんだな」「自分の敵になる存在はこうやって排除してきたのか」「こういう感じですぐ娘を守るから美佐江も助長していくのか」「美佐江さん、娘溺愛のパパを上手に使って相手を合法的につぶしてきたのだろう」といったコメントが書き込まれていた。

　また、ここまで美佐江の母親の影が一切見えないことについて「母はどうしてるんだろう」「美佐江って、母親いないのかな……？」「家庭環境に何かありそうな感じ」「良い子を演じて、ゆがんだのだろうか」と推測する声も上がっていた。