2023年度後期のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「ブギウギ」で、茨田りつ子を演じた菊地凛子さんが、6月27日に放送された朝ドラ「虎に翼」（総合、月～土曜午前8時ほか）の第64回に登場した。菊地さんは「同じ時代、しかも同じ役を再び演じられるのは本当にうれしく、役者冥利（みょうり）に尽きます」と喜びを語った。

あなたにオススメ

2027年大河ドラマ主人公・小栗忠順とは？　近代日本に欠かせない人物

　茨田りつ子は、「ブルースの女王」といわれた実在の歌手、淡谷のり子さん（1907-1999年）がモデル。「ブギウギ」では主人公・福来スズ子（趣里さん）の生涯の良きライバルとして、芸能の世界を生きた。

　「虎に翼」では、家庭裁判所を広報するために、寅子（伊藤沙莉さん）と多岐川（滝藤賢一さん）が準備している「愛のコンサート」に出演することになる。家庭裁判所のポスターモデルも快く引き受けた。

　菊地さんは「みなさん、お忘れではないでしょうか？　茨田りつ子でございます。ひさしぶりに朝ドラの舞台に戻ってまいりました」とあいさつ。「趣里ちゃん演じるスズ子とはまた違う『強さ』をもっている寅子。そんな彼女を演じる伊藤さんは、強さとしなやかさ、かわいさ、たくさんの魅力を兼ね備えていて、朝ドラの主人公を演じる方はやはりすてきだなと、改めて感じました」とコメントした。

　制作統括の尾崎裕和さんは「初回で寅子が梅丸少女歌劇団に入りたいと願った時から気づいていた方もいらっしゃったかと思いますが、『虎に翼』と『ブギウギ』は同じ時代、そして世界を描いています。今回、茨田りつ子役の菊地凛子さんにご出演いただき、その登場シーンの脚本は足立紳さんにご協力いただき、ついに『ブギウギ』と『虎に翼』のコラボが実現しました。果たして愛のコンサートはどうなるのか？　あすの放送をぜひご覧ください！」と語った。