俳優の橋本愛さんが、横浜流星さん主演の2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」に出演することが明らかになった。橋本さんは、主人公の蔦屋重三郎(横浜流星さん)の妻・ていを演じる。
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橋本さんは、2018年の「西郷どん」、2019年の「いだてん~東京オリムピック噺~」、2021年の「青天を衝け」に続く、4回目の大河ドラマ出演。また主人公の妻を演じるのは、「西郷どん」の須賀、「青天を衝け」の千代に続き3度目となる。
「べらぼう」のていは、とある市中の本屋の娘。謹厳実直(きんげんじっちょく)で控え目な女性だが、それがゆえに損ばかりをしてきた過去をもつ。ある種、世慣れた遊女たちが集まる吉原で育った蔦重にとっては非常に慣れないタイプの女性であり、ていにとっても蔦重はその出自も含めて受け入れがたい存在であった。しかし「本を愛する」という一点については共通しており、それが二人の絆となり、いつしかかけがえのない存在となっていく。
橋本さんは「このたび蔦屋重三郎の妻、ていを演じさせていただきます。どんな人物であったのか、夫とどんな関係性であったのかなど、彼女についての情報は全くといっていいほど残されていません。だからこそ、森下(佳子)さんの描くていの姿を、自由に、豊かに演じられたらと思います」と話す。
また橋本さんは「蔦屋重三郎という人物が一体どんなふうに描かれているのか、とても楽しみです」と明かし、「彼について調べていくうちに抱いたイメージは、野心や反骨心、生命力にあふれれる人だということです。横浜さんがどのように演じられるのか、その姿を妻の立場として、どのような目線で見つめるのか。今はまだ未知ですが、とても楽しみにしています」と期待に胸を膨らます。
さらに「これまでに参加させていただいた大河ドラマの作品はどれも宝物で、その存在、その経験が私を生かしてくれている、と感じることが何度もあります。今回の作品も自分にとって大事なものに、そして見てくださる方々にとって愛すべき存在となるよう、少しでも尽力できたらと思っています」と思いを語った。
「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎の生涯を描く。制作側は「親なし、金なし、画才なし……ないない尽くしの生まれから“江戸のメディア王”として時代の寵児(ちょうじ)になった快男児」と銘打つ。
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