海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第47回が、6月4日に放送され、寅子(伊藤さん)がGHQの人間と働くことについて、花江(森田望智さん)が複雑な胸の内を明かした。
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第47回では、“ライアン”こと久藤(沢村一樹さん)の後押しもあり、司法省で働くことになった寅子は、民法の改正案を読み、かつて共に法律を学んだ仲間たちを思い出す。そこに現れた久藤から、これがGHQから突き返された案だと知らされ、「思ったより謙虚だ」と言われた寅子は、自分の認識が甘いことに悔しい思いをする。
そこに、久藤を訪ねてGHQで働くホーナー(ブレイク・クロフォードさん)がやってきて……と展開した。
寅子が久藤から“謙虚”と言われたことを家族に打ち明けると、花江の子供たちは大笑い。はる(石田ゆり子さん)も「あなたが謙虚だなんて言われる日が来るとはね」と笑みを浮かべていた。しかし、家族に笑い声が広がる中、花江だけは表情が硬いままだった。
心配した寅子が花江に声をかけると、花江は「私はとてもじゃないけど笑えないわ。直道さんの仇(かたき)の国の人と、トラちゃんが仕事して仲よくして」とポツリ。花江は「ごめんなさい。今のは忘れて。トラちゃんは、家族のために頑張ろうとしてくれてるのに……ごめんなさい」とすかさず謝った。
花江は「仕方ないわよね。負けたのは日本なんだから」と言い、「ダメね私ったら。子供たちだって受け入れてるのに。ずっと私だけ同じところに……」と弱音を吐く。
寅子は「無理に笑うことないから」と優しく寄り添い、涙する花江を「お給料もらったら、何かぜいたくなもの食べに行きましょうか」と励ました。
SNSでは「花江ちゃんの涙につられてしまった」「そんな簡単に切り替えられない人もそりゃいるよね」「花江ちゃんはいつも市井の人の代弁者」「花江の気持ちはよくわかる。気持ちがついていかないことも。時代に置いていかれていく感覚。つらい」「花江ちゃんみたいな感覚、あって当然。花江ちゃんも本当に本当によくたえてる」といったコメントが集まった。
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