解説:「366日」謎めいた看護師の“正体” モデル出身の27歳“目ヂカラ”美女 主演作の“変人刑事”役も話題に

連続ドラマ「366日」で宮辺紗衣を演じる夏子さん (C)フジテレビ
1 / 1
連続ドラマ「366日」で宮辺紗衣を演じる夏子さん (C)フジテレビ

 俳優の広瀬アリスさんが主演を務めるフジテレビ系“月9”枠の連続ドラマ「366日」(月曜午後9時)で、たびたび意味深な言動を繰り返してきた看護師の宮辺紗衣(夏子さん)。主人公・雪平明日香(広瀬さん)の恋人で、事故で記憶を失った水野遥斗(眞栄田郷敦さん)と「過去に繋がりがあったのでは?」と考察する視聴者も多く、今後の展開に紗衣がどう絡んでくるのかに注目が集まっている。紗衣のこれまでの言動を振り返るとともに、同役を演じる夏子さんの経歴を紹介する。

あなたにオススメ

 ◇遥斗との関係は? 紗衣の意味深な言動の数々

 ドラマは、4人組バンド「HY」の名バラード「366日」の世界観に着想を得たオリジナルストーリー。高校時代に実らなかった恋をかなえようと再び動きだした男女が、予期せぬ悲劇に直面しながらも、愛する人を思い続ける壮大な愛の物語だ。

 紗衣は、頭部に外傷を負った遥斗が入院した城坂記念病院の看護師。

 第4話(4月29日放送)では、なぜか遥斗の出身地が茨城県だと知っていたり、遥斗の見舞いに訪れた明日香を複雑な表情で見つめたりと、遥斗に特別な感情を抱いているそぶりを見せた紗衣。視聴者からは、遥斗の“元カノ説”が浮上するなど、遥斗との過去の関わりを指摘する声が続出していた。

 第5話(5月6日放送)のラストシーンでは、「龍ヶ崎高校野球部 水野遥斗」と書かれたネームタグを、なぜか紗衣が持っていることが判明。同話で、下田莉子(長濱ねるさん)が、高校時代に遥斗が駅で痴漢に遭っていた隣の高校の女子生徒を助け、大事な試合に遅れたというエピソードを話す場面があり、視聴者の間では、「このときの女子高生が紗衣なのでは」といった考察も見られた。

 第7話(5月20日放送)では、明日香と遥斗が、莉子や小川智也(坂東龍汰さん)、吉幡和樹(綱啓永さん)らと地元の花火大会を満喫。その帰り道、バス乗り場まで並んで歩く2人のそばを、なぜか紗衣が通りかかる。明日香は何かに気付いたように立ち止まり振り返るが、すでに紗衣の姿はなかった。地元にまで姿を現した紗衣に、視聴者からは「地元一緒?」「そろそろ正体教えて」といった声が上がっていた。

 ◇夏子の経歴は? 主演作「アイゾウ」で振り切った演技も

 そんな紗衣を演じる夏子さんは、1996年9月3日生まれ、東京出身の27歳。2015年よりモデルとして活動を始め、2016年に「世にも奇妙な物語’16 秋の特別編」(フジテレビ系)で俳優デビュー。その後も、連続ドラマ「トレース~科捜研の男~」(フジテレビ系)、「偽装不倫」(日本テレビ系)、「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)など話題のドラマに立て続けに出演。4人組ミクスチャーロックバンド「King Gnu(キングヌー)」の楽曲「The hole」、シンガー・ソングライターのmilet(ミレイ)さんの楽曲「us」のミュージックビデオなどにも起用され、吸い込まれそうな大きな瞳と抜群の透明感で、見る者に鮮烈な印象を残した。

 2022年10月に放送された連続ドラマ「アイゾウ 警視庁・心理分析捜査班」(フジテレビ)で地上波連ドラ初主演。同作は、単発ドラマを経て、連続ドラマ化、さらにスペシャルドラマも制作と根強い人気を誇り、夏子さんもストーカー気質な“変人刑事”安座間役での振り切った演技が話題となった。

 2023年9月公開の「女囚霊」で映画初主演を務め、近年では、2022年10月期の連続ドラマ「親愛なる僕へ殺意をこめて」(フジテレビ系)、2023年10月期のドラマ「時をかけるな、恋人たち」(カンテレ・フジテレビ系)などにも出演と、俳優として着実にキャリアを重ねている。

 番組の公式サイトによると、5月27日放送の第8話では、明日香が紗衣に花火会場にいた理由を尋ねる場面があるという。これまで謎に包まれていた紗衣の“正体”が明らかになるのか。今後の展開から目が離せない。

テレビ 最新記事