海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第38回が、5月22日に放送され、寅子(伊藤さん)と穂高先生(小林薫さん)が口論になるシーンが話題になった。
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第38回では、猪爪家に召集令状が届き、兄・直道(上川周作さん)の出征が決まる。はる(石田ゆり子さん)はできる限りのごちそうをふるまい、兄嫁の花江(森田望智さん)も精いっぱいの笑顔で送り出そうと努力する。寅子は弁護の仕事のほかに、久保田(小林涼子さん)が担当していた婦人雑誌の法律相談の連載を引き受けることに。
さらに、穂高から明律大学での講演を依頼されるが、講演会当日に倒れてしまい……と展開した。
目を覚ました寅子は、その場で妊娠していることを穂高に報告する。一方で、「まさか久保田先輩も中山先輩(安藤輪子さん)もおやめになるだなんて思いもしなくて……。本当は、つらくてつらくてたまらないんです。でも、私がここで頑張らないと、やめていった仲間の分もと思ってはいるのですが」と不安な思いを吐露する。
穂高は「それは仕事なんかしている場合じゃないだろ。結婚した以上、君の第一の務めは何だね? 子を産み、よき母になることじゃないのかね?」と諭す。
すると、寅子は「先生、私が今ここで立ち止まれば、婦人たちが法曹界に携わる道が途絶えることになってしまいます。違いますか?」と疑問を呈す。
穂高は「そうだね」と認めつつ、「世の中、そう簡単には変わらんよ。『雨垂れ石を穿(うが)つ』だよ、佐田君。君の犠牲は、決してムダにはならない」と告げる。
寅子は「こうなることが分かっていて、私を女子部に誘ったのですか?」「私たちに、世の中を変える力があると信じてくださったのではないのですか?」といらだちを隠せない。
穂高は「だからだね、また君の次の世代がきっと活躍を……」と落ち着かせようとするが、寅子は「私は、今、私の話をしてるんです!」と声を荒らげた。
そして寅子はあきらめたような顔で「なんじゃそりゃ」とつぶやき、「家族が心配しますのでこれで失礼します」と急いで病室を後にした。
SNSでは「穂高先生の真意はなんだろう」「穂高先生は単に言葉足らずやったのではなかろうか」「穂高先生は、背負いすぎのトラちゃんの暴走を止めたかったんじゃないかな」「少し落ち着いて考えてほしい、出産が終わればまた働けるのだからという真意なのかな」とさまざまな感想が書き込まれた。
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