伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「虎に翼」（総合、月～土曜午前8時ほか）の第34回が、5月16日に放送され、“俺たちの轟”こと轟太一（戸塚純貴さん）が、友人の花岡（岩田剛典さん）に対して、厳しい言葉を投げかける姿が視聴者の反響を呼んだ。

あなたにオススメ

2027年大河ドラマ主人公・小栗忠順とは？　近代日本に欠かせない人物

　前日第33回では、寅子（伊藤さん）がいる前で、婚約者の奈津子（古畑奈和さん）を紹介していた花岡。第34回では、轟とよねが花岡を呼び出し、3人で話をすることに。

　花岡が「猪爪とは将来の約束をしていたわけじゃない」と口にすると、よねは激情。轟はそっと彼女をなだめ、「もっと誠意のある伝え方があっただろう？　俺の知るお前は、もっと優しい男のはずだ」と告げる。

　花岡は「奈津子さんは、女学校を卒業次第家庭に入ってくれるそうだ。俺の赴任先にはどこでも来てくれるそうだし、いずれは父の面倒を見るとも言ってくれている」と明かした上で、「猪爪にやっとつかんだ弁護士の道をあきらめて、嫁に来てほしいと言えと？」と聞き返すが、轟はそんな花岡の胸ぐらをつかみ、「それで猪爪に何も言わずに婚約を？　きちんと話もせずにか！？」と怒鳴りつけた。

　それでも「大勢の人の思いを背負った彼女の夢を奪うなんて、俺にはできない」と譲らない花岡。一方で轟は「本当にそれでいいのか？　それで本当に幸せになれるのか？　お前のやってることは猪爪も奈津子さんも侮辱する行為なんじゃないのか？」と寅子だけでなく、奈津子のことも気遣った。

　花岡は轟の思いに感謝しつつも、「もう決めたんだ。ここからは奈津子を誠心誠意愛して、何も間違わず、正しい道を進むと誓うよ」と伝え、轟は「何だよそれ……」とやるせなさを見せた。

　SNSでは「轟さん、言うこともやることもかっこいい！」「轟さん、最近ドンドン好感度上がっていってます」「このドラマで一番いい男は轟よ」「轟も幸せになってくれ～！」といったコメントが集まった。