海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の杉野遥亮さんが7月期のカンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”(月曜午後10時)で主演を務めることが明らかになった。山岳医療にスポットを当てた完全オリジナル作品「マウンテンドクター」で、杉野さんは山岳医療の現場に放り込まれた青年医師を演じ、大森南朋さんが先輩山岳医を演じる。
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松本市を舞台にした山岳医療ドラマで、山岳医療とは、山で起こりうる病気とケガを治療する医療のことで、山の知識と医療知識の双方に長けた医師を“山岳医”と呼ぶ。杉野さん演じる主人公の宮本歩は、信濃総合病院に赴任してきた青年医師。整形外科医と並行して、病院が近年力を入れ始めた“山岳診療科”の兼務を命じられる。高校卒業以来となる、故郷である長野県に戻ってきた歩は、小さいころから身近にあり大好きだったはずの山へ、ある想いを抱え続けていた。これといった目標もなく、事なかれ主義の歩むだったが、山岳医療チームで過ごす中で少しずつ成長していくことになる。
大森さんが演じるのは、歩が赴任する信濃総合病院の循環器内科医・江森岳人。江森は、国際山岳医としての資格を取得し、海外での活動経験もある山岳医。山岳医療に詳しいからこそ、医師が安易に山に行くことに慎重で、山での負傷者・疾病者は迅速な救助ののち設備の整った病院で治療すべきだという信念を持っている。しかし、歩とぶつかり合いながら、自身も抱える過去のトラウマを乗り越えようとしていく。
険しい北アルプスが連なる長野県が舞台とあって、実際に山岳地帯でのロケも敢行。杉野さんは「登山用の服を購入して、実際に山に登ったり、ロッククライミングをやってみたりしました。これから本格的な山での撮影もあり、なかなか経験できないことをやらせていただけるので、すごくワクワクしています」と意気込んでいる。
「マウンテンドクター」は7月8日から毎週月曜10時放送(初回15分拡大)。
山という壮大な景色の中で、命を扱う医療ドラマにすごく興味がありましたし、個人的には山に登るのも楽しみだなと思いました。山岳医療は、これまであまり扱われてこなかったジャンルだと思うので、しっかり伝えるんだという責任感を持ちながら挑戦してみたいと思いました。台本を読んで、日々模索中のところではありますが、僕が演じる宮本歩は様々な経験を重ねて成長していく役なので、ドラマが進むにつれて、ちょっと印象が変わったなと思ってもらえたらいいですね。大森南朋さん演じる江森先生との関係性も大事にして、楽しみながら、僕も成長していきたいです。
登山用の服を購入して、実際に山に登ったり、ロッククライミングをやってみたりしました。これから本格的な山での撮影もあり、なかなか経験できないことをやらせていただけるので、すごくワクワクしています。
バックボーンも含めて、歩はすごく繊細な人。それでも前に進もうとする姿から勇気を与えられたら、ちょっとした希望になれたらいいなと思っています。愛される魅力的なキャラクターとして演じたいです。山岳医療に対して、歩は、江森先生(大森南朋さん)と違う考え方をするのですが、徐々にお互いを知っていく中で、魅力を認め合っていけたらいいなと思っています。
これまでもドラマでご一緒させていただいたので、安心感がありました。考え方や、役に関してもいろいろお話させていただき、受け止めてくださるかたです。自分は自分らしくいていいんだと思わせてくださいました。またご一緒できて本当にうれしく思っています。
個人的には、僕が演じる宮本歩はさっそく1話から成長するので、ぜひ着目していただきたいです。また、江森先生(大森南朋さん)との関係性はもちろん、緊迫感のある医療現場の中でも、山岳医療チームのメンバーがとても個性的で、笑えるシーンもあるので、その緩急を楽しんでいただけたらなと思っています。
山岳医という役柄や山での救命活動と、大変そうだなとは思いましたが、山岳医療という、あまり見たことのないジャンルなのでどんなドラマになるのかすごく楽しみだなと思いました。台本を読んで、山岳医という職業にすごく興味が沸きましたし、山岳医療チームのメンバーはもちろん、ゲストの皆さんも含めて、一人一人の心情が細かく描かれているので、物語として面白く、深みのある人間群像劇になると思います。
これから、山登りはもちろん医療に関してももっと勉強していきたいなと思っています。長野でのロケは、やっぱり空気が違って本当に気持ち良いです。山が連なっているのを実際に見ながらお芝居をさせていただけるので、気持ちにもリアリティーや力強さがでてくると思うので、すごくありがたい環境の中で演じさせていただいています。
ベテランの山岳医であり、医者であり、登山経験も知識も豊富ですが、いろんな悲しみを背負いながら、分かっていても受け入れられない、大好きな山に対しての複雑な想いに頑固になっているキャラクターです。そんな深みが、見ていただく人に伝わるように、繊細に丁寧に演じられたらと思っています。大きなブルースの部分をどうやって出していくのかと、個人的には、人間味や隙(すき)をしっかり出せたらと思っています。
これまでもご一緒しているので、いろいろと分かっているところもあるのですが、すごく可愛いです(笑い)。ただ、可愛いだけではなくて、芝居の部分でぐいっと立たせてくれるので、すごく頼もしくもあります。これからもそんな場面をたくさん見させてもらえるのかと思うとすごく楽しみです。ただ、現場にいるときは、とにかく、すごく可愛いです。
登場人物それぞれのキャラクターの存在と、みんなが抱えているいろいろな事情を乗り越えて立ち向かっていこうとする姿に勇気をもらえるドラマになっていると思います。歩(杉野遥亮さん)の考えが正しいのか、江森(大森南朋さん)の考えが正しいのか、とにかく現場に医療が届くようにしたいという想いはどちらも持っているわけで、これからの山岳医療の在り方を僕ら自身も探しながら、演じていきたいと思っています。
日本ではまだなじみが少ない「山岳医」と呼ばれる医師たち。このドラマは数ある医療ドラマの中でも今まであまり触れられてこなかった彼ら・彼女らの救命現場にスポットを当てます。私自身この企画を作り始めた時には知識も浅く「医師が山へ急行し救命にあたる、かっこいいドラマを作りたい!」なんて、今思うと恥ずかしいことを考えていました。
しかし、実際に活動する多くの山岳医の先生たちや、傷病者の救助にあたる救助隊の方達にお話を聞く中で、「医師が山に行き救命にあたるリスク」「現場で救命にあたるべきか、病院で救命にあたるべきかというジレンマ」「救助と医療の連携で高まる救命率」など山岳医療の現実と奥深さを知りました。だから、「ただのカッコいい医療ドラマ」では終わらせません。ハラハラドキドキするエンタメの中にも、山岳医療の現実や問題、山岳医療に従事する皆さんが抱く想いを込めて、多くの人がまだ知らない山岳医療のリアルを描きます。
主役の青年山岳医には、脚本や演じるキャラクターに真摯に向き合い、心の中心に熱い想いを抱いて演じてくれる杉野遥亮さん。そして対峙する先輩山岳医を、お芝居のみならずとにかく人間的に圧倒的な魅力を持つ大森南朋さんに演じていただきます。
そんな二人が繰り広げる緊張感のある芝居合戦にもぜひ注目してください。360度見渡す限り山に囲まれた美しい町・長野県松本市を舞台に、山の美しさだけではなく山の怖さをも知る登場人物たちが、山を愛する患者さんたちのために奮闘し、成長し、山岳医療の未来を切り開く物語。壮大なスケールと大自然の映像美でお贈りするドラマ「マウンテンドクター」は、観てくださった人の心を温めるとともに、抜群の爽快感を与えてくれると信じています。
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