海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第25回が、5月3日に放送され、寅子(伊藤さん)の母・はる(石田ゆり子さん)と、父・直言(岡部たかしさん)のやりとりが視聴者の感動を誘った。
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第25回では、昭和11(1936)年12月。1年半に及んだ直言の「共亜事件」がいよいよ結審の日を迎えた。寅子(伊藤さん)とはるは、傍聴席から直言を見守り、法廷の外では優三(仲野太賀さん)やよね(土居志央梨さん)たちが待っていた。裁判長の武井(平田広明さん)が言い渡した判決は、「被告人はいずれも無罪」というものだった。
判決後、穂高(小林薫さん)は桂場(松山ケンイチさん)と酒を酌み交わし、判決文に込められた思いを絶賛する。
ある夜、直言ははるに、映画のチケットを2枚差出し「逮捕される前の映画の約束、破ったまんまだったろう。今まで本当に悪かった」と深く頭を下げる。続けて直言が「できればあの日からやり直したい。いや、やり直すだけじゃなく……」と口にすると、はるは抱き着きながら「何も言ってくれないんだもの」と大泣き。
謝る直言に「私が小うるさいから、何にも話してくれないのかなって。映画のときだって、ほかに女がいるんじゃないかって心配で心配で」と胸の内をぶちまけるはる。直言は「はる以外に女なんていない」と否定するが、はるは「そんなの分からないじゃない。私がどれだけ……どれだけがまんしてきたか」と泣き止まず。直言は子供をなだめるようにはるの優しく背中を“トントン”。するとナレーションで「この瞬間、やっと猪爪家の共亜事件が終わりを告げました」と語られた。
SNSでは「何この石田ゆり子、超可愛い!」「石田ゆり子、この泣き方いいわ~」「子供みたいに泣きじゃくるはるさんいとおしいな」などと視聴者は反応。「よかったねえよかったねえ」「泣くよ、こんなん」「盛大にもらい泣き」といった感想も書き込まれた。
「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さん(1914~84年)の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。ヒロインの寅子とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追いつめられた女性たちを救っていく姿を描く、リーガルエンターテインメントだ。
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