海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
伊藤沙莉さんが主演する2024年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第13回が、4月17日に放送され、平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)は世帯16.9%で番組最高を更新した。同回の個人視聴率は9.3%だった。
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第13回では、よね(土居志央梨さん)の壮絶な過去が明かされた。寅子(伊藤さん)たちの法廷劇の幕が上がるが、男子学生・小橋(名村辰さん)らの妨害によって中止に追い込まれる。
騒動は新聞にまで取り上げられてしまい、今後は女性らしいふるまいを、と学長(久保酎吉さん)からも注意を受ける。足をけがしたよね(土居志央梨さん)を住み込みで働くカフェーに送った寅子たちは、よねが働きながら弁護士を目指していること、貧しい生い立ちと男装の理由、そして世の中を変えようしていることを知る。
百姓の家に次女として生まれ、姉と二人で家のことは「何でもやった」というよね。父親によく口答えして殴られていた自分を、よく慰めてくれた姉のことを慕っていたが、その姉も15歳で売られ、東京で女郎になった。そしてよねも15歳になる前に……。
そのときに「女をやめ」逃げたというよね。カフェーでボーイとして働くことになったが、今度は、姉が体を売って稼いだ金をごまかされていることを知る。そんなときに出会ったのが「弁護士」を名乗る男。金は取り戻したが、結局、置き屋を追い出された姉は男を作っていなくなり、むなしさだけが残ったよね。偶然、新聞で法律を学べる女子部創設の記事を目にし、「今の私のまま、なめ腐ったやつらをたたきのめす力」を得るため、弁護士を目指すことに……。
「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さん(1914~84年)の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。ヒロインの寅子とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追いつめられた女性たちを救っていく姿を描く、リーガルエンターテインメントだ。
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