北条司さんの人気マンガを実写化したNetflix映画「シティーハンター」の新たな場面写真が3月31日、公開された。俳優の鈴木亮平さん演じる主人公・冴羽リョウのギャップある魅力にスポットを当てた場面写真で、鍛えられた肉体美があらわなパンツ一枚の姿で“もっこりダンス”を披露するシーンや、XYZと書かれた新宿駅東口の古い伝言板の前にクールな表情でたたずむ姿、ガラスを突き破り華麗な跳び蹴りを披露するシーンなどが収められている。
ウナギノボリ
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コスプレ会場で冴羽リョウがカウボーイハットをかぶり、股間に巨大な馬の首を取り付けて暴れる“馬もっこり”の場面写真も公開され、鈴木さんは同シーンについて「開発に一番時間をかけた美術です」「“ちょうどいい”感じになるまでに試作を重ねました」と語っている。
冴羽リョウの二面性について、鈴木さんは「原作やアニメでリョウがあれだけふざけられるのは、(槇村)香が制裁をしてくれる前提があるからなんです。けれど本作で描かれる香(森田望智さん)はまだリョウのパートナーではない。(香の兄である)槇村(秀幸、安藤政信さん)を亡くした悲しみや緊張感もまだ大きい段階でただふざけているだけのキャラになってしまうことは避けたかったし、どうやっておふざけシーンを挿入していくのかはたくさん話し合いました。だからこそ、劇中の『もっこりダンス』と『馬もっこり』はこの作品で最も重要なシーンともいえます。いわば『シティーハンター』の真骨頂です」と語っている。
Netflix映画は、令和の新宿を舞台に冴羽リョウ、槇村香、槇村秀幸の“シティーハンター”はじまりの物語が描かれる。リョウは相棒の槇村と共に、有名コスプレーヤーのくるみ(華村あすかさん)の捜索依頼を請け負う。その頃、新宿では謎の暴力事件が多発し、警視庁の敏腕刑事、野上冴子(木村文乃さん)は手を焼いていた。息の合ったコンビネーションでくるみを追うリョウと槇村だったが、槇村が突然、事件に巻き込まれこの世を去る。現場に居合わせた妹の槇村香は事件の真相を調べてほしいと冴羽に懇願するが……と展開する。4月25日にNetflixで世界独占配信される。
「シティーハンター」は、1985年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まったマンガ。東京・新宿で、裏社会ナンバーワンの始末屋(スイーパー)冴羽リョウの活躍が描かれた。コミックスの累計発行部数は約5000万部。
1987~99年にテレビアニメが放送されたほか、3作の劇場版アニメが制作された。2019年に約29年ぶりとなる劇場版アニメ「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」が公開され、累計興行収入が15億円を突破するなどヒットした。新作劇場版アニメ「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」が2023年に公開された。2018年に仏実写映画「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」が公開されたことも話題になった。
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