モンスター
#11 求める者たちへ
12月23日(月)放送分
俳優の上川隆也さんが、今田美桜さん主演で4月13日にスタートする日本テレビ系の連続ドラマ「花咲舞が黙ってない」(土曜午後9時)に出演することが分かった。前シリーズでは杏さん演じる主人公・舞の頼れるバディー、相馬健を演じていたが、新シリーズでは舞の58歳の叔父で「酒肴処(しゅこうどころ)・花さき」の店主、花咲健を演じる。上川さんは「どんな形でもいいので関われたらうれしい」と今回、自ら出演を志願したという。
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ドラマは、銀行を舞台にした池井戸潤さんの小説「不祥事」(講談社文庫、実業之日本社文庫)を原作に、2014年と2015年に杏さん主演でドラマ化されヒットした。今回は今田さんを主演に据え、前作放送後に池井戸さんが手がけたドラマと同名の新作小説(中公文庫、講談社文庫)をドラマ化する。新作小説は銀行の大合併が描かれ、新たな敵役も登場する。
上川さん演じる花咲健は、花咲舞(今田さん)が銀行に就職したのをきっかけに、兄の店を引き継ぐ形で脱サラして店主になった。舞が小さい頃から近所に住 んでいて、いろいろ言い合える関係という設定だ。上川さんは役柄については「姪(めい)である舞を目の中に入れても痛くないぐらい可愛がっています。『花さき』という店を切り盛りしながら、彼女の身の回りの世話もしています」と紹介する。
新シリーズにも出演が決まった心境を、上川さんは「決まった時、というのが明確にないんです。今作のプロデューサーさんは、僕が相馬役で出演した平成版では助監督として頑張ってくれていた方。今回、『改めてドラマ花咲舞を作りたいんです』というお話をいの一番で僕に相談しにきてくれ、彼と一緒に食事をした夜、『どんな形でもいいので関われたらうれしいです』という話が何より盛り上がった話題でした。例えばナレーションとか(笑い)。話が進んでいく中で、舞の叔父さんという立ち位置に自然と落ち着きました」と説明。
自ら出演を願い出た理由については、「僕の中でそれだけこの作品が大きなウエートを占めていることの間違いのない証しです。とにかくこの物語がまた帰って来るのはうれしいことでしたし、どんな形でもまた関われるとしたら、そこには意義があると思えたんです」と打ち明ける。
前シリーズでは、故・大杉漣さんが演じる舞の父親・花咲幸三が、居酒屋「花咲」を営んでいた。店は舞たちの癒やしの場となっていたが、今回「花さき」店主を演じるにあたって、上川さんは「前作では『花咲』の料理本まで出版されて、本筋であるストーリーに負けないくらい『花咲』のシーンをお客様(視聴者)も楽しんでご覧になっていただけたことを実感しました。そこに肉薄しようとまでは言いませんが、『花咲』というお店が持っていた雰囲気やぬくもりを大事にしつつ、お客様と一緒に団らんを楽しめるような、そんなお店になればと思います」と語った。
前シリーズで上川さんが演じた相馬健は、東京第一銀行本部・支店統括部臨店班で花咲舞の上司。今回は舞を今田さん、相馬を山本耕史さんが演じる。上川さんは「それぞれ魅力的なお二人ですので、お二人でなければ作れない花咲舞と相馬健がこれからスタートしていくことにこそ僕は期待したいと思っていますし、それを間近で見られることがうれしいです。(前シリーズで)僕らがやったことは別に正解ではなくて、ある一つの形でしかない。むしろどんな臨店班が見られるのかが楽しみです。自由な飛躍を持って、この物語をどんどん膨らませていっていただきたいと願っています」と期待を寄せた。
その上で、「山本さんが普段どのような居酒屋ライフを送っていらっしゃるかは知らないのですが、ぜひ『花さき』で、山本さんと一緒の時間を楽しめたらと思っています」と“店主”役の心境を明かした。
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