趣里さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第102回が2月26日に放送された。同回では、家政婦の大野晶子(木野花さん)の壮絶な過去が明らかになり、視聴者の間で話題になった。
ウナギノボリ
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第102回では、大野が家政婦としてスズ子(趣里さん)の家に来て半年がたった。スズ子の娘・愛子(小野美音ちゃん)は、ニンジンが食べられずスズ子を困らせていたが、大野は愛子にニンジン嫌いを克服するとっておきの食べ方を教える。
一方、スズ子はコロンコロンレコードでの打ち合わせの帰りに、大野を家政婦として紹介してくれたお礼をしに、りつ子(菊地凛子さん)の元を訪ねる。りつ子は、かつて大野が実家の呉服屋で女中をしていたと明かし、幼い頃わがまま放題だったりつ子を唯一厳しく叱ってくれたと振り返った。
その後、大野は夫と死別し、息子家族が暮らす東京に出てきたものの、息子は戦死し、嫁と孫を空襲で失った。大野は、空襲で孫と一緒に逃げる際、雑踏の中でつないでいた手を離してしまい、そのまま孫が死んでしまったことから、自分を責め続けている様子だった。
戦後、りつ子が久しぶりに再会した時には、天涯孤独となった大野に昔の面影はなく、打ちひしがれた様子だったという。りつ子は「昔みたいに元気になってほしいのもあって、あなたに大野さんを紹介したのよ。あなたなら彼女の気持ち、分かるんじゃないかと思って」と話した。そして、そんな過去を持つ大野だからこそ力になってくれるはずと語ると、スズ子は目をうるませ、「ホンマ、おおきに」と頭を下げた。
大野の悲しい過去に、SNSでは「胸が痛い」「あの時離れた小さな手の感触を忘れられずに苦しんでる。思い出してる瞳の奥の暗闇に涙が止まらん」「頼もしさの裏にこんな過去があったとは」「痛みを知ってる者同士だったんですね」「家族をなくした人同士が出会って、新しい家族になっていく。泣いちゃう」「スズ子が大野さんに救われたように、愛子とスズ子が大野さんの救いになりますように」といった声が並んだ。
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