趣里さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第72回が1月15日に放送された。同回では、生瀬勝久さん演じる喜劇王・タナケンこと棚橋健二が初登場し、その個性的なキャラクターに視聴者の注目が集まった。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
第72回では、ある日、スズ子のもとに山下(近藤芳正さん)がやって来る。喜劇王として名をはせるタナケンが、自身が演出・主演を務める舞台の共演女優を探していて、スズ子に会いたいと言っているのだという。
その舞台は、レビュー劇団を舞台にしたドタバタ劇で、歌って踊れる女優としてスズ子に白羽の矢が立った、と説明する。女優は畑違いだと断るスズ子だったが、山下に説得され一度、タナケンに会うことになる。
後日、スズ子と山下はタナケンに会うため稽古(けいこ)場を訪れる。約束の時間から2時間遅れでようやく現れたタナケンは、スズ子のことをただじっと見つめるだけで何も話さない。気まずい空気を埋めるようにしゃべり続けるスズ子に、タナケンは「よくしゃべるね」と一言。続けて「私はあなたを好き好んで呼んだわけではない」と告げた。
戸惑うスズ子と山下に、タナケンは「ある人に配役に難航している話をしたら『福来スズ子はどうだ』と強く薦められましてね。なるほど、“スウィングの女王”ならと会ったまでです」と、スズ子を呼んだ経緯を説明した。
「ほんで……どうでっか?」とスズ子が訪ねると、タナケンは無表情のまま「どうだろうね」と返答。タナケンのはっきりしない態度に耐えかねたスズ子は「時間の無駄や」と帰ろうとする。
するとそこに羽鳥(草なぎ剛さん)がやって来る。羽鳥はこの舞台の音楽監督を務めていて、タナケンにスズ子を推薦していた張本人だった。羽鳥はスズ子のためにすでに新曲を書き上げているといい、さらにタナケンの「別にいいんじゃない」の一言もあり、スズ子はこの舞台に出演せざるを得ない状況になってしまった。
タナケンの強烈なキャラクターに、SNSでは「クセ強っ!」「得体(えたい)の知れなさを見事演じておられて感心しました!」「威圧感半端なかった」「じっと黙っている中におかしみをたたえる表情やたたずまい、最高でした」「ほとんどセリフがなくても存在感だけで確実にわしづかみにしてくるのすごかった」といった声が上がっていた。
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