海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の趣里さんがヒロインを務める2023年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)。制作統括の福岡利武さんが、第18回(10月25日放送)で登場したラインダンスのレビューシーンの舞台裏について語った。
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第18回では、劇団員たちの要求が全面的に受け入れられ、山寺でのストライキは幕を閉じた。ようやくいつも通りの練習を始められると思った矢先、スズ子(趣里さん)らは、大トップの大和礼子(蒼井優さん)と男役トップの橘アオイ(翼和希さん)が責任を取って梅丸少女歌劇団(USK)をやめることになったと知らされる。スズ子たちは抗議するが、その決定が覆ることはなかった。大和がUSKに残した思いを乗せて、スズ子らは、魂の「ラインダンス」を披露した。
同シーンを振り返り、福岡さんは「達成感は非常にありますね。圧巻のステージになっていたと思います」と自信を見せる。
劇団員たちが横並びになってラインダンスを始めるまでは1分半ほどあるといい、「そこに至るまでのダンスも丁寧に作っています。非常に複雑なフォーメーションで、踊りながら階段を降りるのは本当に難しくて、その練習も大変で皆さん本当に頑張ってくださいました」と説明する。
「階段を降りた後にラインダンスが始まると、ステップを踏みながら前に移動する、非常に複雑なフォーメーションになっています。ラインダンスのステップを覚えるところから始まって、全体の踊りを作っていくというのが、とても大変な作業でした」と明かした。
ダンスの稽古(けいこ)は今年1月に始まったが、並行してラインダンスの練習もスタート。趣里さんら出演者たちは、撮影本番の5月初旬まで約4カ月ほどの期間、ラインダンスの練習に励んだという。
「キャストの皆さん、ダンスがとても上手な方ばかりですが、非常に運動量の激しい踊りなので、踊り終わった後は息が上がって“ゼーゼー”言っていました、達成感のある笑顔で。台本だと『笑顔でラインダンスを踊っている』という2行くらいのト書きなんですけど、その2行を作るのがとても大変でした」と撮影の苦労を語った。
大和と橘がいなくなったUSKは今後どうなるのか。圧巻のダンスシーンとともに、これからのスズ子らの行く末に目が離せない。
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